負の連鎖進行!株安・円高は視界不良?
予想レンジ
ドル円 106.50〜108.50
ユーロ円 122.00〜124.00
ユーロドル 1.1330〜1.1450
豪ドル円 74.30〜76.30
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新年あけましておめでとうございます!本年もよろしくお願い致します。
昨年はトランプ政権によるアメリカファーストに振り回された感は否めないが、市場は年初から中国経済の減速懸念やトランプ政権に対する挫折感などを踏まえて、米債券利回りの低下と共に、また、米国株式市場が大幅続落するなど、リスク回避の波に追いやられている。その中、ドル円は瞬間的にドル円105円割れになるなど、投資家心理の冷え込みが一段と強めるなどストップロス主導の展開は否めず、戻りの鈍さを意識した戦略シナリオが求められる。引き続き、投機筋の仕掛けに注視すると共に、相場が大きく動意づいてからの始
動を心掛けるべきであろう。
一方、ドル円は売られすぎの感もあるが、一旦107円台まで盛り返しており、相対的に株価動向並びに米債券動向を睨みながらもみ合い相場の様相を呈している。ただ、ストップロスを巻き込んだ状況なだけに、上値は限定的と見なす方が無難であり、当面、相場が落ち着きを取り戻すまではレンジ幅をドル円106.50~108.50円まで拡大し、同レベルからのナンピン売買が賢明であろう。
他方、ユーロドルは多少の乱高下はあったものの、円高の余波もあり、小幅なレンジ幅で推移しているが、更なる買い材料が乏しいだけに、改めてユーロドル1.14台の上値の重さが意識されている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1300~1.1450重視で対応することが一考であろう。