売買材料多彩!次なる動意待ち?
予想レンジ
ドル円 110.50〜111.80
ユーロ円 128.50〜129.80
ユーロドル 1.1550〜1.1680
豪ドル円 80.80〜82.00
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ジャクソンホールで行われたパウエルFRB議長の講演において、FRB議長は漸進的な利上げ姿勢を示した一方、当面、インフレが2%超で加速する明らかな兆候はなく、経済の過熱リスクは高まっていないとの認識も示しており、相対的には従来の政策方針には変化はなく、着実な利上げが現時点で最善との考えを述べている。相対的には材料出尽くし感と共に、パウエル議長の講演は概ねハト派的と捉えられた事から、ドルの調整売りが優勢になっている。
一方、ドル円は堅調なNY株式市場と米債券利回りの低下が、相混じり、ドル円111円台前半でもみ合い相場と化している。その中、ポンペオ国務長官の北朝鮮訪問をトランプ米大統領が中止したことが報じられ、ややリスク回避的な円買いに傾斜し手はいるが、朝鮮半島の非核化を目指した協議に十分な進展が見られない事が主な理由であり、市場の反応は限定的になっている。引き続きレンジ幅ドル円111.00〜112.00円重視で対応することが一考であろう。
他方、ユーロドルは足早にユーロドル1.16台を回復、ポンドの反発もあり、底堅い展開が予想されるが、反面、ECBの利上げ観測も来年夏以降にあるだけに、ここ最近の一本調子の上昇に警戒感を強めている。当面、ユーロドル1.16台半ば以上からのロングは自重局面と見なした方が無難であろう。
いる。