トランプ大統領思惑通りの貿易戦争激化????
予想レンジ
ドル円 109.50〜110.50
ユーロ円 127.50〜128.80
ユーロドル 1.1600〜1.1730
豪ドル円 81.00〜82.50
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市場には依然として、米国保護主義政策を背景とした世界的な貿易戦争への警戒感を踏まえて、ドルを拙速的に買い上がる雰囲気には至っていない。7月6日には米中の関税導入が同時に発動される見込みであるが、引き続き米中通商協議が行われており、当面、成り行きを見守るしか策がないのが現状である。成り行き次第では欧州並びに本邦にも大きな影響を及ぼす可能性があるだけに、当面、過剰反応することなく、相場が動意づいてからの始動に専念することが賢明であろう…
一方、ドル円は、貿易戦争が重石になり、上値の重い展開を強いられている。実需やポジション調整売買がドル円109円前後と110円台半ば前後に集中しており、引き続き無理をせずに、同レベルからのナンピン売買で待機策に努めることが得策であろう。
他方、ユーロドルは特筆すべき買い材料の無い中、貿易摩擦激化が加わり、拙速的に売り下がる状況ではないが、市場全般が神経形質になっており、引き続き波乱含みの展開を強いられている。当面、レンジ幅ユーロドル1.1550〜1.1700を重視し、同レベル前後からのナンピン売買が一考であろう。