相場の売買材料多様化!動意を待ってからの始動に専念?
予想レンジ
ドル円 105.80〜107.00
ユーロ円 130.30〜131.50
ユーロドル 1.2250〜1.2380
豪ドル円 81.00〜82.30
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週明けの市場は本邦の新年度入りや海外勢の休場が重なり、相対的に調整モードが強まっている。市場は北朝鮮が非核化に向け態度を豹変したことから、一旦地政学的リスクは後退すると共に、トランプ大領領の掲げている貿易戦争がややトーンダウンしている嫌いがあり、相対的に円売りに安堵感が芽生え始めている。ただ、理解不能な北朝鮮の金委員長、そして、暴走劇に歯止めがかからないトランプ大統領の動向が読み切れないだけに、為替のみならず、株式、そして、債券市場はポジション縮小に追いやられている。本日も直近のレンジ幅でもみ相相場予想されるが、相場が動意づくまでは待機策に努めることが得策であろう。
一方、ドル円は米朝会談の実現に向けて、相対的にはリスク回避志向は後退しているが、米債券利回りの伸び悩み、そして、貿易戦争を横目に実需や利益確定売りに圧される格好で戻りは限定的になっている。ただ、ドル円105円台でも同様に、実需やポジション調整買いが散見されており、引き続き直近のレンジ幅ドル円105.50〜107.00円での待機策が賢明であろう。
他方、ユーロドルはユーロロングの積み上がりもあり、徐々にユーロドル1.24前後が重石になっている。ただ、米債券利回りの伸び悩みやトランプ政権への警戒感もあり、狭いレンジ幅での攻防を余儀なくされている。当面、ドル円と同様に相場の動意待ちは否めず、ユーロドル1.2250〜1.2400重視で対応することが一考であろう。