トランプ財政難確保に暗雲!波乱含みの展開継続?
予想レンジ
ドル円 108.00〜109.50
ユーロ円 132.80〜134.30
ユーロドル 1.2230〜1.2350
豪ドル円 84.80〜86.00
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NYダウ平均株価は前日比410ドル高と反発に転じている。ここ数日間における2,000ドルの暴落から700ドル程度盛り返しており、今週は3連休明けの日経平均株価の上昇期待が増幅しているが、為替相場への影響は限定的との見方が少なくない。その中、米債券利回りが安定的に推移しており、また、ドルショートの積み上がりもあり、ドル売りを促す外部環境とは言い難い段階にある。ただ、トランプ大統領が2019会計年度の予算教書を公表。防衛予算の拡大とインフラ計画で2000億ドルの支出を提案しているが、財政確保の裏付けはなく、再び米議会が難航する可能性が高く、ドルの買戻しは限定的にならざるを得ないだろう。
一方、ドル円は108円台で試行錯誤が続いているが、株価の持ち直しを踏まえて底堅い展開が予想されるが、世界的な株安を背景に米金利先高観測が萎えており、短期筋としても、拙速的な上値トライには慎重になっている。引き続き直近のレンジ幅ドル円108.00〜109.50円重視で対応することが賢明であろ
う。
他方、ユーロドルはユーロロングの解消売りが一巡下かは定かではないが、相対的なリスク回避手段もあり、底堅い展開にある。ただ、ドル円と同様に模索段階にあり、米金利動向並びにトランプ政策の動向に振り回される可能性が高く、引き続き直近のレンジ幅1.2200〜1.2350重視で対応することが一考であ
ろう。