膠着相場に年末行事重なり小休止!相場の動意待ち継続中?
予想レンジ
ドル円 112.80〜114.00
ユーロ円 133.50〜135.00
ユーロドル 1.1780〜1.1930
豪ドル円 86.80〜88.00
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市場全般はクリスマス休暇で動意薄の展開を強いられる中、トランプ大統領は米税制改革法案と暫定予算案に署名したものの市場の反応は限定的になっている。既に米国内では大幅減税への期待感は根強いが、反面、米財政赤字拡大懸念やインフレ率の低下傾向などの不安材料も抱えており、来年以降に想定されているFRBの年3〜4回の金利正常化が実現するかは不透明であり、当面、為替相場は米債券利回りの進捗状況に一喜一憂させられる展開にある。
一方、ドル円は113円台半ば前後で無風状態が続いているが、米国債取引が短縮された影響もあるが、相対的にはクリスマス休暇と年末行事を控えて、実需売買や調整主導の売買がドル円113円割れと114円前後で散見されており、安易にどちらにも仕掛けづらい状況に置かれている。相場が動意づくまでは上記レベルで対応せざるを得ないだろう。
他方、ユーロドルはカタルーニャ州の議会選挙で独立賛成派が勝利した事から、一時ユーロ売りに傾斜したが、過半数に達する政党もなく、今後は連立政権を模索することになり、独立問題が急速に冷え込んだ感が強く、相場への影響も微々たるものになっており、引き続き1.1800〜1.1900のレンジ幅重視で対応することが一考であろう。