株高円安の相関性は疑問視!?
予想レンジ
ドル円 110.80〜112.00
ユーロ円 132.50〜134.00
ユーロドル 1.1880〜1.2000
豪ドル円 88.00〜89.50
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NYダウ平均株価は7日続騰する中、米債券利回りも上昇基調を強めており、今週のFOMCの動向に注目が集まっており、バランスシート縮小開始や年内の利上げ期待が強まるなど、相対的にドルを買い戻す動きが広がっている。ただ、北朝鮮情勢が一服したとは言え、常に地政学的リスクに配慮した展開であることには変わらず、加速的なドル買いには繋がらない側面がある。
一方、ドル円は111円台半ば前後まで回復しており、株高期待を踏まえて、底堅い展開が予想されるが、未だにFOMCにおいて、年内の利上げを示唆できるかは懐疑的であり、更なる上昇局面では一旦清算局面と捉えたほうが一考であろう。当面、レンジ幅ドル円110.50〜112.00円重視で対応することが賢明であろう。
他方、ユーロドルは1.200台の上値の重さが意識される中、1.19台半ば前後で膠着度を強めている。リスク回避の受け皿としての買戻し志向は根強いが、ポンドの急騰にもかかわらず、値幅が限定的であるように、市場参加者も混迷度
を強めている。相場が動意づくまでは直近レンジ幅1.1900〜1.1200を重視せざるを得ないだろう。