米雇用統計では相場は変わらない! 円買い介入なら?
またまた出ました、ボヤキ節。渡辺財務官も何故か円安とキャリートレードのことが気になるらしいが、何もできない口先介入も効果は無く、タイミングもよろしくない。出来るものなら円買い介入でもすればと思うが、2003年3月までの介入実績をみても、ドル円110円割れで買い、今回、円安阻止するにはドル円を118円で売り、おまけに130円前後で買ったユーロ円までも150円で売ると、かなり美味しいストーリーですね。仮に、そのような介入操作があれば、日本政府は超低金利政策と介入操作で儲けることになる。そして、日銀総裁は村上ファンドで儲ける。福井日銀総裁の辞任説も頷けますね。
★今晩の米雇用統計もサプライズな数字にはならないと思われるが、最近の米経済指標から判断しても、改善期待は出来ないが、仮に改善された数字が発表されても、ドル円118円のレベルに達するのは難しく、悪化でも116円台半ばまでのリスクを見ればよいだろう。その近辺にストップロスを設定することが勝負の分かれ目にもなる。
米経済指標を筆頭に各国の経済指標も気になるところであるが、レンジ相場を抜け出すことが出来ない以上は、予めレンジ幅を拡大して望んだ戦略がベストであり、日米欧の金利動向も12月までは現状維持と割り切ることも大事であり、テクニカル分析の発想になるが、ファンダメンタルズを無視して、日々の指標や要人発言に惑わされないスタンスで望んだ方が得策とも言える相場である。おそらく、ディトレードのような感覚では乗り切れない相場であり、投機筋の出やすい展開には自重気味にトレードし、相場が動いてからの始動に心掛けることを勧める。米雇用統計では相場は変わらないでしょう。ジックリ休み、文化の日を楽しみましょう。!