苦手な通貨には手を出すな!
先日、このブログでも紹介させていただいたが、来年日本で公演されるイル・ディーボ(IL DIVO) のチケットがゲットできない。昨日も奥方に頼まれ、オークションと格闘したが、一枚1万円のチケット3倍5倍は当たり前、驚くほどの過熱感で、圧倒されますしたが、とうとう昨日は1枚21万円で入札されましたね。チケット屋さんが頑張るわけです。10銭、20銭でどきどきしながら格闘しているトレードが馬鹿馬鹿しくなりますが、21倍のチケットとなると、為替でちまちま稼ぐよりは手っ取り早いかも。
日本公演後には香港、シンガーポール、上海などアジア圏でも計画されており、奥様族は真剣に海外公演のチケット購入を摸索しています。その一人が私の女帝ですが、香港チケットが本日発売のため、これからインターネットで購入に奔走しなければなりません。為替に勝てても女房子供には勝てない日々が続きます・・・・・・・・・・・・・・・
為替ディーラーの格言?・・・”苦手意識のある通貨には手を出すな”必ず負けます。家庭内でも苦手意識が芽生えると、結果は見えてくるが。。。。。
▼NYダウが高値更新を続けているように、米経済の堅調さを物語っているが、金利打ち止め効果が如実に現れている現象でもあり、同時に原油価格の落ち着きが先行き見通しを改善しており、現段階では順調な米経済のソフトランディングと言えるだろう。 先のFOMCまでは、米中間選挙を控えているにもかかわらず、少々過熱感が生じた米ドル買いと円キャリートレードが先行していただけに、今回のポジション調整の米ドル売りと円買い地合となり、米ドルの軟調とも言われる相場であるが、急落場面を想定するには時期尚早であろう。反面、ユーロドルは堅調に推移しているが、すでに12月の利上げは織り込み済みでもあり、次年度の利上げを先取りしたユーロドルの上昇局面であると思われ、米ドル及び円との相対関係も含めて、消去法で買われた要因も多分にあるため、1.27台からのロングは自重したい。繰り返しになるが、1.26台半ばから1.2700ではポジションの解消レベルと捉え、再度、ポジションの見直し時期に来ていると思われる。
▼グリーンスパーン前FRB議長の発言もユーロドル買いの後押しにはなってはいるが、外国中銀の外貨準備高に関する懸念と他の通貨へのシフトは特に鮮味のある話題ではなく、実際問題としても、特に取り上げる話題でもないだろうが、それだけ市場は材料探しの場と化しているとも言えるが、それだけ、 バーナンキ現FRB議長の影が薄いことも影響しているのかもしれない。
昨日、米連邦準備理事会(FRB)が発表した外国中央銀行の米財務省証券及び政府機関債保有高は前週比139億ドル増となっており、内訳を見る限りは、米ドル離れが進行している状況でもないとも言える。反面、長期金利の利回り低下が懸念されるところでもあるが、日欧の金利の上昇を確認してから米ドル離れと言うシナリオが正当化されても不思議ではないが、煮え切らない日本政府の対応と金利感では先延ばしが濃厚ではあり、近いようで遠いのが現実であろう。
いずれにしても、米ドル依存の世界マネーが段階的にユーロドル、そして金市場にシフトされる事は否めないが、非常にゆっくりしたペースであり、即、為替市場に影響を与えるものでもないであろう。昨日の米ドル売りの流れも、あくまでもポジションの微調整の段階であると認識することが賢明であろう。まだ米ドルの急落懸念は無いと言える。ドル円118円割れには輸入企業の実需とポジション縮小を兼ねた利益確定の買いが散見されるため、118円をブレイクするのは容易ではなく、同時に円高への弾みには118円割れが必要とされるだろう。
▼ユーロドルも見極めが難しいレベルであるが、前述したように、一方通行で上昇する局面でもなく、利益確定の売りが1.27前後では散見されているが、ストップロスとオプショントリガーの影響もあり、根強い買いが散見される。一時的な買い局面と判断するが、リスク限定も含めて、1.27台半ばの売りであれば面白い展開が期待できるだろう。