ドル買戻し志向健在!?
予想レンジ
ドル円 112.50〜113.80
ユーロ円 125.00〜126.80
ユーロドル 1.1080〜1.1250
豪ドル円 84.00〜85.80
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先週末のグッドフライデーに続いて、週明けの月曜日もロンドン市場がイースターマンデーのため、市場参加者の激減を伴い、本日も動意薄の展開が見込まれている。その中、先週、米商務省が発表した第4・四半期の国内総生産(GDP)確報値は、年率換算で前期比1.4%増と改定値の1.0%増から上方修正され、総じて消費支出が堅調であり、各米銀総裁が発言しているように、今後も金利正常化に向けて、FOMCが早期の利上げタイミングに踏み切れるかどうかに関心が集まっている。基本的には米金利差との拡大を背景に、ドル買い志向は健在と見なした方が賢明であろう。
一方、ドル円は、113円前後でもみ合い相場が続く中、3月の決算時期も迫っており、段階的に株高期待は高まっており、当面の目安としては、日経平均株価17,000円台を維持ができるかであろう。その中、マイナス金利導入以降、金融機関で行われている短期取引(コール市場)の低迷が続いているが、3月決算を終えれば、金融機関並びに機関投資家の過剰流動性資金が株価にシフトされるとの期待感も浮上しており、外貨運用としてのドル買いニーズも高まる可能性もあり、当面、ドル円ショートは自重局面と見なした方が無難であろう。
他方、ユーロドルは引き続きECBのマイナス金利拡大懸念がある関係上、戻り売り優先の展開を強いられている。IMM通貨先物のユーロショートも下限レベルまで減少しており、ユーロショートの拡大余地を残しており、積極的なユーロ買戻しは自重局面を迎えている。