リスク回避の動き一服、ドル買戻し優勢!?
予想レンジ
ドル円 111.00〜112.80
ユーロ円 124.80〜126.50
ユーロドル 1.1150〜1.1330
豪ドル円 84.00〜85.80
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FRBが年内の利上げ見通しを後退させたことを受けて、FRBの金利引き上げタイミングに不透明感は残るものの、米当局の金利正常化に向けての姿勢には大きな変化は見られておらず、更にドル売りを促すほどの相場環境には至っていない。市場は注目された日米欧の金融会合を終えたこともあり、再び調整色を強めてり。今後も日米欧の株式市場や原油相場の動向に関心が集まるだろうが、主要国の低金利政策の恒常化による過剰流動性資金が株式市場にシフトされ易い外部環境にあり、株高が進行すれば、リスク回避の動きも和らぐ可能性もあり、ドル買いニーズは健在と見なした方が無難であろう。
一方、ドル円は110円台では流石にドル買戻しが随所に散見される中、本邦の3月決算時期を控えて、統計的には株高円安基調を高まる傾向があり、積極的に円を買い戻す雰囲気ではない。また、日米金利差拡大を背景に、短期筋並びに機関投資家などが外貨運用に走る可能性もあり、相対的には円売りを仕掛けやすい状況に近づいている。
他方、ユーロドルは、ユーロの巻き戻しが、ユーロドルが1.10前後ではユーロ買いを誘発していただけシカゴIMM通貨先物おけるユーロショートがマイナス金利の拡大以降、ユーロショートが再び拡大傾向にあり、潜在的な戻り売り志向がねづよく、改めて上値の重さが意識され始めている。現状レベルのユーロドル1.13前後からの買戻しには慎重にならざるを得ないだろう。