損切りサイクルは思い過ごしから?
2年経つのが早い、2年車検の日である。昨日は予約をとって品川の陸運局へいってまいりましたが、更に継続料金が高くなっていましたね。お国のやることですが、自賠責も上がり、その上、冷蔵庫なみに車にもリサイクル料金がかるシステムが導入されている。ガソリンを節約し、そしてユーザー車検でも節約と思っていましたが、そうは問屋が卸さない。
その料金の内訳をご紹介すると、シュレッダーダスト料金と言うものがある、何かと思えば、廃車の時に支払う前払いだそうです。そのほかにもエアバック、フロンなどがある。一回だけとは言え、車を購入した途端から廃車料金を支払うシステムには納得できませんね。
為替に例えれば、損失の前払いのようなものですが、損切りのリサイクルはゴメンですが、ご注意下さい。思い過ごしのトレードは繰り返えされる。
▼昨日は米経済指標に振り回される展開であった。落ち目の米新規失業保険申請件数をよそにして、9月の米景気先行指数は鈍化を示し、そして、米ドル安要因ともなったフィラデルフィア連銀景気指数が予想を大幅に下回ることになり、テクニカル分析ではないが、最近の米経済指標自体の予測が『だまし』の連続と化している。おそらく、週初めのNY連銀景気指数が予測を上回ったことからも、フィラデルフィア連銀景気指数も改善見込みの数字が一人歩きしたとも言えるのだろうが、今後も信憑性の薄い経済予測がマーケットを混乱させることになるだろうが、ボックス圏の相場であることは間違いなく、急上昇もなければ、急落もない相場であり、じっくり相場の歪みを確認してからの市場参加が良策であろう。
▼為替専門家の間でも市場コメントがドル高・ドル安と錯綜しているように、相場を読みきれていないのが現状であり、思い過ごしのポジションは禁物である。当面は少なめのポジションで50ポイント刻みの売買に徹することも重要である。
ファンダメンタルズ分析は本来ならば、中期的な判断として利用されるが、為替市場の自由化に沿って、年間変動率も10%前後まで減少しているように、明らかに短期化現象を起こしているマーケットでもあり、断片的な変動要因の材料となっているため、より難易度が増しているとも言えるだろう。
売買タイミングを見極める為には、日中だけのトレードでは限界が見える。できれば、大局的な視野で臨み、超短期トレード、短期トレード、そしてキャリートレードのように中期的な棲み分けが必要とされる相場である。
ドル円118円台割れがあれば、更にドル売りが加速される可能性もあったが、かろうじて踏みとどまったことにより、買い安心感と利益確定の買いが散見される。本日も上値の重い展開が予想されるが、特に米経済指標もなく、来週のFOMCに関心が移っている以上、穏やかな週末となりそうである。調整売買が主流となる相場だが、昨日の米ドル下落時に生じたストップロスの影響次第の相場であり、118円前後の買いと118円台半ば以上の売りであればリスク限定と判断する。
ユーロドルは1.260台に乗せたことにより、更に下値の堅調さを見せているが、現状では1.260前後のストップロスとオプショントリガーを巻き込んでいるため、下値不安は無いが、同時に利益確定の売りも1.26台半ばには散見され、同レベルからは上値の重さを感じさせるマーケットである。1.26台半ばの売りを推奨する。