原油と株式優先の相場へ! 為替相場は一進一退?
大雨が降っても、仕事柄、レポート書きや資料集めも自宅でも問題ないが、本日のように横殴りの雨が降ると、朝早くから忙しくなる。元お嬢様?と現お嬢様の運転手の仕事が優先されてしまう。駅まで徒歩で15分もかからないのですが。。。。甘やかした張本人は私であるけれども、後悔先に立たず!
為替も甘く見ると大ケガしますが、何も不平を言わないのがいいですね!
▼ユーロ金利0.25%利上げに関しては、想定通りの結果であり、次回の利上げも有力視されてはいるが、現実にはユーロ圏内でも賛否両論が犇いており、原油価格の安定が定まらないことを背景にして、未だに流動的と判断するのが賢明であろう。来年以降の見通しも、原油価格が下降しているとは言いながらも、現状レベルの価格で高止まりする可能性も高いだけに、ユーロ金利が3.5%までの上昇があったとしても、それ以後の利上げに関しては白紙であり、同時に言える事は、金利の引き上げがユーロの上昇に繋が
るとは限らないことも一考しなければならない。現状レベルでも十分なユーロ高であるとの印象は拭えないことにつきるが、今後は為替動向に大きく影響する要因は金利動向ではなく、日米欧経済との相互関係に比重を置くことが本筋とも言える。
一部では、ユーロ圏の金利目標は4%と言う報道もあるが、英国の金利が昨日は4.75%に据え置かれ、近い将来5%まで利上げを構想もある関係上、ユーロ金利が低水準と言われる所以なのかもしれない。
▼いずれにしても、ユーロ圏の中核であるドイツ経済が不透明な段階であることから、トリシェECB中銀総裁を筆頭に、各要人発言も金利水準が低いとは言いながらも即座に利上げ論に発展しない背景があり、また、米経済の見通しも不鮮明なだけに、ユ
ーロ経済が本邦と同様に米経済依存型である以上は、来年以降の見通しは容易に語れないのが現状であろう。昨日の動きからもユーロドルの上値の重さを感じさせるマーケットであるが、再び動意が感じられないレンジ相場と判断してよいだろう。
▼本日発表される米雇用統計に関心は寄せられているが、すでに雇用関連の悪化懸念が浸透しているが、その割には米ドルの堅調が続いている不可思議があるのが実状である。サプライズ期待ならば、米ドルロング妙味が生じるはずである。但し、レベル的には米ドルの上昇も限界レベルと判断し、ドル円118台半ば、そしてユーロドル1.2650割れをみれば、利益確定の米ドル売りをイメージすることができる。
基本的には米ドルショートを勧めるが、あくまでも米ドルの上昇を見てからの売りに転じることを推奨する。新鮮味はないが、レンジ相場と判断して、ドル円118円台の売りと117円前後の買いに絞られるマーケットであろう。