夏枯れ相場突入!ユーロ円150円届かずか?ドル円115円Xユーロドル1.300=149.50円
▲ブッシュ米大統領も中間選挙を意識しているためか、経済面でも強気な発言が見られる。米経済の拡大を基にして、今年の財政赤字は当初の見通しを下回り、財政赤字削減に向けて順調な滑り出しを見せており、赤字半減も1年の前倒しも可能と言われている。米金利の利上げ局面が終了し、再び米ドル離れが進行する恐れもあり、米国の順調な経済を全面に押し出す必要性も生じているのかもしれないが、現実には双子の赤字の片棒である貿易赤字の削減がなければ、信憑性にも問題がある。
▲先週のIMM先物通貨(投機筋)の数字を見る限り、一時は落着きを見せた円ショートも再び警戒レベルの62,000枚のショートへ、そして、ユーロロングも前回に引き続き9万枚を維持しており、200兆円とも言われる投機筋の為替相場から判断すると、IMMの数字自体も全く機能しないが、今回ばかりは、相場の変動要因として注目すべき材料として配慮すべきであろう。
▲基本的には利上げ余地が遠のき、円キャリートレードが再燃はしているため、円独歩安の傾向にはあるが、上記の理由から、一触即発の円高修正局面も考慮される。同時に、ユーロ円150円も意識させる展開ではあるが、現実には、今後のユーロドルの手仕舞いが有力視されるだけに、ユーロ円の深追いは禁物であり、むしろ、ユーロの下落を想定した方が賢明な相場とも言える。もう一段のユーロ上昇の際には、強気なユーロ売りも計算できる。
▲今週は主だった米経済指標もなく、週末のバーナンキFRB議長の講演が注目されるが、次回9月のFOMCまでには間があることから、利上げに関する言及は避けるため、市場に影響を及ぼすような講演は期待出来ないであろうが、住宅関連の落ち込みから、景気減速懸念を更に促すことも考えられ、相対的には米ドルの上値の重さは拭えないと判断するのが賢明であろう。
▲******今週のペットでも判る簡単チャートSummary********作成年月日 2006年8月20日(日) 週末の終値ベースで事前予測実施中
▲ドル円 (ユーロドル⇔ユーロ円)平均乖離幅0.0950 現状乖離幅0.1064←0.1103
乖離幅試算=ユーロドル1.2824−ユーロ円148.50(0.7798−0.6734=0.1064
先週は通常の売りシグナル116.30が点灯したが、今週はやや弱めの売りシグナル115.80円に達している。チャート上では114円台での買戻しが続いている状況であり、一つの買戻しの目安である。過去の週間毎の乖離幅は以下の通り。
0.1203(117.50売り)→0.1210(118.30売り)→0.1234(116.60売り)→0.0870(113.80買い)→0.0969(113.95様子見)→0.1041(115.15売り)→0.1133(116.50売り)→0.1165(114.50売り)→0.0958(114.00買い)→0.1095(116.15売り)→0.0999(114.62売り弱め)→0.0982(114.45買い様子見レベル)→0.1103(116.30売り)
ドル円チャート
▲ユーロドル(ドル円−ユーロ円)平均乖離幅25円 現状乖離幅32.70←31.65円)
先週は弱めの売りシグナル1.2720が点灯していたが、再度通常の売りシグナル1.2824が点灯中している。過去の週間ごとの経緯は下記の通り。
1.1940売り→1.1878買い→1.2045売り→1.1911買い→1.2190売り→1.2030買い→1.2269売り→1.2096買い様子見→1.2627売り→1.2729売り→1.2921売り→1.2778売り→1.2917売り→1.2644売り→1.2510買い戻し→1.2810売り→1.2653売り継続→1.2756売り継続→1.2875売り←1.2720弱め売り
ユーロドルチャート
▲ 豪ドル(ドル円−豪ドル円 平均乖離幅28円 現状乖離幅27.85←27.20円)
先週は0.7661の売りシグナルが点灯していたが、今週も引き続き売りシグナル0.7595に点灯している、チャート上での買戻しレベルは0.75前後を示している。
過去の週ごとの売買シグナルは以下の通り。
0.7380買い→.0.7318買い→0.7432買い継続→0.7517売り様子見へ→0.7536様子見→0.7524様子見→0.7676売り→0.7661売り継続
豪ドルチャート
▲NZドル(ドル円−NZ円 平均乖離幅37円 現状乖離幅41.75←42.60円)
徐々に盛り返しており、一部利益確定の売も検討すべし。依然として買いシグナル0.6395
が点灯中であるが、以前ほどの強い買いシグナルではない。少な目の買いスタート。
週ごとの売買シグナルは以下の通り。
0.6082買い→0.6334買い継続→0.6422売りポジション解消→0.6200様子見→0.6335様子見→0.6179買い→0.6082買い→0.6114買い継続→0.6242買い継続→0.6251買い→0.6337買い(一部利益確定の売りも)
NZドルチャート
▲カナダドル(ドル円−カナダ円 平均乖離幅15円 現状乖離幅12.90←12.90)
乖離幅は先週から変わらず、先週に引き続き買いシグナルが1.1253で点灯している。
過去の週ごとの推移は下記のとおり。
1.1057買い→1.1099買い→1.1180買い継続→1.1010買い→1.1063買い→1.1229買い継続→1.1160買い→1.1282買い→1.1376売りclosed→1.1318様子見→1.1276様子見
カナダドルチャート
▲ポンド(ドル円x2−£円平均乖基準離幅25円 現状乖離幅13.75←12.80円)
ドル円115.80x2=231.60−ポンド円217.85=13.75円 1.8813売りシグナル点灯中、先々週の強い売りシグナル1.9078から調整売りが進行しているが、ポジション縮小を兼ねた利益確定の買いも1.86台では検討すべし。
過去の乖離幅の経緯は以下の通り。
30円→25→20→15→10円と半で押したような経過であったが、その後は13→16→13→17→21→17→10円と乱高下している。乖離幅の売買目安=乖離幅30円→1.74、25円→1.780、20円→1.8250 15円→1.86、10円→1.90レベル。
ポンドチャート
▲スイスフラン(ドル円−スイス円 平均乖離幅25円 現状乖離幅21.90←22.50円)
引き続き買いシグナル1.2333が点灯中であるが、先週の1.2432でポジション解消の売りを勧めたように、一部利益確定の売りも考慮すべし。
週ごとの売買シグナルは以下の通り。
1.2261買い→1.1981買い→1.2165買い→1.2250買い→1.2088買い→1.2306買い→1.2234買い→1.2432一部利益確定売り
スイスフランチャート
★豪ドル円/NZドル円裁定取引(平均基準乖離幅10.00円)現状乖離幅13.90←15.40
最大乖離幅17.15から順調に縮小傾向にある。10~16円の乖離幅をイメージして臨みたい。過去数週間の推移は以下の通り
9.30円→10.80→10.75→11.80→11.90→13.95→13.05→13.80→14.60→16.00→15.45→13.95→13.00→13.85→14.40→15.35→16.00→15.40→14.90→17.15→16.05→15.40
AUD/NZDチャート
▲単純加算方式 ユーロ円+ドル円(255円以下は円高&260円以上は円安の目安)
過去の経緯2月平均258.80 3月平均257.83 4月平均260.42 5月平均255.44 6月平均259.28 7月平均262.43円 先週は147.95+116.30=264.25 円安最高レベルに到達したが、今週は148.50+115.80=264.30と依然として円安基調が根強い。
ユーロ円売り+ドル円売りでもリスクは限定的なレベルに達しているため、円安期待にも注意信号が点滅している。
● 欧州通貨ペア
▲ユーロポンド『平均乖離65円 現状乖離幅69.35←71.85円』
チャート上では先週の様子見0.6731レベルから大きな変化はないが、今週は0.6818では弱めの売り
過去の売りシグナル0.6941→0.6974→0.6939→0.6915→0.6924→0.6922売り→0.6748の買いでポジション解消→0.6731様子見。
ユーロポンドチャート
▲ユーロスイス『平均乖離50円 現状乖離幅54.60←54.40円』
先週の1.5815強めの売りシグナルから変化が見られず、今週も1.5818で売りシグナルが点灯中。過去の売買シグナルは以下の通り。1.5717売り→1.5775売り→1.5811売り←1.5744売り→1.5607買い→1.5621売り→1.5702売り→1.5726売り→1.5751売り継続→1.5815売り
ユーロスイスチャート
▲ポンドスイス『平均乖離25円 現状乖離30.05←32.70円』
先週は強めの売りシグナルが2.3495していたが、今週はポジションの見直しに突入している。ポジション解消の2.3200の買いが点灯中。過去の週間ごとの推移は以下の通り。
2.2986売り→2.2763買い→2.2641買い→2.2846売り→2.2670買い→2.2742買い→2.2735買い継続→2.2614買い→2.2795売り→2.2694買い→2.2865売り→2.2742買い→2.2651買い→2,2779売り→2.2621買い→2.2683売り→2.2975様子見→2.3340売り→2.3495売り
ポンドスイスチャート
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* 新外為の森 参照★ 本ペットチャートでは3段階分散投資をお勧めしています、常に少なめからの
始動をお願いいたします。最終的な投資・運用の判断はご自身の責任で行って下さい。
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