ドル買戻し一巡!一旦清算局面入り?
前日の米国株市場がキング牧師生誕記念日で休場だった影響もあり、ドル円相場は104円台前半で終始しているが、日経平均株価の軟調などもあり、上値は限定的になっている。ただ、ドル円104円割れでは実需並びに利益確定買いが散見されるなど積極的に売り下がる相場環境には至っておらず、当面、103.50〜105円のレンジ相場で売買を模索するしか妙味はないだろう。
一方、ユーロドルは特筆すべき買い材料もない中、一時節目である1.35割れも警戒されたものの、辛うじて同レベルを維持している。欧州中央銀行(ECB)がハト派的な姿勢を強めており、一部報道では欧州株式市場に大量の投資資金が流入しているとの憶測が浮上していることがユーロのサポート要因になっており、当面、1.35割れからのショートは自重局面にあると言わざるを得ないだろう。
他方、米景気回復期待が高まる中、ドル買いニーズは根強いものがあるが、相対的にドルロングが市場全般に浸透している関係上、徐々にドルロングを解消する動きも散見される
など、更なるドル買い局面では一旦清算局面として捉えることも一考であろう。