ドル円105円に向けて再始動!?
昨日は海外勢がクリスマス休暇で手掛かり難は否めない中、相対的に年末に向けて、ドル買い需要が強まりつつある。ドル円は株高を背景に104円台で底堅い展開を見せ始めている。ただ、本日もオセアニア市場や欧州市場などが休場となるため、株価動向を注視し多としても、NY市場待ちの段階であり、総じて小幅なレンジ相場に終始せざるを得ないだろう。
一方、25日の東京株式市場では日経平均株価が120円高の1万6009円と6日続伸し、終値では2007年12月以来、6年ぶりに1万6000円台を回復している。本日も安倍首相の成長戦略への期待感が増す中、株高基調が続いており、市場の関心は株高を背景とし、次なる節目であるドル円105円トライに向かっている。市場原理としては、遅かれ早かれ105円台は時間の問題になるだろうが、反面、年内には一旦ポジションを清算する動きの中、利益確定や実需売りが大量に控えている関係上、達成感による反動売りにも警戒しなければならず、少な目の売買で対応することが賢明であろう。
いずれにしても、市場自体が閑散であるため、当面、突発的な動きに配慮して、ドル円並びにユーロドルはある程度レンジ幅を拡大しながら、余裕を持って逆張り待機で臨むことが一考であろう。