米金利相場終焉?円キャリートレードも終焉近し!
禁煙をしてから、かれこれ2年と数ヶ月経過しているが、未だにニコチンが完全に抜けたのかは疑問です。今でもタバコの煙は好きですね。飲み屋やパチンコ屋で喫煙している人がいると、自然とタバコの香りを嗅いでいる自分がいる。先日、友人とお茶をしながら、談笑していた時に、隣のヘビースモーカ−が常に咥えタバコで紫色の煙りが、嫌に目にしみるため、生まれて初めて、喫煙者に注意してしまいましたね。相手もムッとした表情で、ここは喫煙できる場所だ、嫌なら他に行けと激怒しておりました。でも、その後には控えるのが人間であり、誰かに忠告されないと進歩も改善もないのでしょう。
プロの為替ディーラーは孤独な稼業で、いずれは誰にも相談が出来なくなりますが、一般投資家は第三者との会話は常に必要ですね、自分のポジションを定期的に診断することにもなりますが、視点を変えた意見も貴重です。
●ドル円が116円を割れているが、これからのドル売り材料探しとなると、本日の米第2四半期GDPの数値となるが、米ドル売りの材料としての決定不足は否めず、ドル円の下値も115円台前半までが精一杯の感はある。
同レベルでは当然115円割れのストップロスと115円のオプショントリガ−を意識した展開も想定できるが、同時に実需の買いが旺盛になるレベルでもあり、米ドル売りが加速する状況ではないと見るべきであろう。市場は来週の米雇用統計にも目が注がれているように、最終的なFOMCの判断を促す材料探しの場になっている。 おそらく、FRB議長としても、すでにソフトランディングの構想に向かっており、原則的には、米ドル離れが進まない間に、利上げ打ち止め策が考えられる相場である。仮に、利上げが実施されたとしても、そのあとに、達成感と焦燥感が同時に訪れるマーケットでもあり、必然的に米ドルの上値が重くなると思われる。116円台半ばでの米ドルショートを勧めたい。
プロの為替ディーラー達が右往左往する状況下で、一般投資家も同じよう、あれこれと迷う段階は避けるべきであり、プロの視点で短期売買に徹するよりは、レンジ幅を拡大した相場感で参加できる利点を生かすことが賢明である。ディトレーダー的な発想で勝負する状況ではなく、特に思惑的な投機筋が見えないトレーダーでは後手に回る公算が高い相場である。
繰り返しなるが、プロと同じ感覚で市場参加する事は禁物であり、一つの決め事(米ドル売り又は利上げ打ち止め)を前提にし、外れた際の損失を限定的にすることが先決であり、心理的に迷いが生じるポジションは持つべきではないだろう。要は、相場の難易度が高まっており、無責任な見解には耳をふさぐことも肝要である。プロは常に動かなければならないが、一般投資家は売買チャンスを待つことを優先するべきである。
ドル円116円台半ばの売りと、115円台半ば割れの買いを基準にして臨むことを勧める。
ユーロドルも1.27台半ばからの重さもあり、上値限定と判断して、1.27台半ば以上の売りを勧めるが、少な目の売りに徹し、次のシナリオがもてないときには見送りが正解である。
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ペットでも判る簡単チャート(中間報告)11;00現在
主要通貨別 今回 前回7/23付け
ドル円売り 115.90 116.15 売り
ユーロドル売り 1.2685 1.2695 売り
ポンド売り 1.8560 1.8588 売り
カナダ様子見 1.1360 1.1376 売り様子見
スイス買い 1.2392 1.2369 買い
豪ドル売り 0.7625 0.7524 様子見
新外為の森
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