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鈴木郁雄の実践・為替ストラテジー

エレベーター相場へ突入!急上昇も落下もないが。

日本政府の横槍があるのか、日銀の利上げも梅雨時のようにグダグダしていましたが、やっと重い腰をあげましたね。円安の根拠が日本政府の優柔不断な側面かも知れません。北朝鮮の調整も対応もままならず、蚊帳の外ではないのだろうが、株式市場の続落懸念があるとしても、0.25%の金利で変わる軟弱な経済状態ではないはずであるが、慎重に勝るものはないというのが、日本政府の見解なのでしょうが、0.4%の公定歩合の反対派が3分の一しかいないのでは、次回は年末にあるかどうか状況かもしれません。金利格差縮小には距離がありすぎる。

★ 昨日から、来週のセミナー用の資料作りにパソコンにしがみついている状態でしたが、やっと解放されました。セミナーが来週7月19(水)ですので、お暇な方は参加してください(但し、定員オーバ−という報もありますので、事前に主催者にお尋ねください。)セミナー詳細★ 変動が激しい為、前回7月9日付けのレポートから多少変動がありましたので、乖離幅によるトレーディングの売買シグナルを急遽ご案内いたします。「あくまでも自己責任でお願い致します。」
★ペットでも判る簡単チャート 7月14日 14;00現在
ドル円売り        115.75 「前回114円買い様子見」
ユーロドル売り継続  1.2685 「前回1.2810売り」
ポンド売り継続      1.8420 「前回1.8504売り」   
スイス売り様子見へ  1.2305 「前回1.2231買い」 
カナダ売り様子見へ  1.1307 「前回1.1132買い」
豪ドル 様子見     0.7503 「前回0.7517様子見」 

★尚、ホームページ「新外為の森」のチャート変更は日曜以降になりますので、ご了承ください。

今週末にはG8サミットが開催されるが、各国の懸念も地政学的リスクと思惑的な原油価格が高騰に集中する事は必至であるが、債券、株式、商品、そして為替市場の混乱を防ぐ手段は講じられない為、ドル円・ユーロドルもレンジ幅を拡大して臨むしか良策はない。ポジションを積極的には取りにはいけない状況であり、ポジションの縮小に専念することが賢明な相場である。大きく乱高下する事はないが、現状から70~80ポイントの上下動があることを想定して臨むことを勧める。ドル円114円台の買いと116円前後の売り、ユーロドル1.2600前後の買いと1.2800前後の売りに絞って臨むことを勧める。予め想定した範囲のレベルでの売買を勧める。中途半端な段階では見送ることが必要であり、プロでも手を出しにくい状況下では上記レベルでの待機策が賢明である。




プロフィール

鈴木郁雄

Ikuo Suzuki

ケンティッシュジャパン代表

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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