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鈴木郁雄の実践・為替ストラテジー

まだ買える米ドル相場!思惑外の相場が続く、売りと思ったら買いが正解!

テレビ台も買わねばならないが、地上デジタル放送には U H F アンテナも必要!一難去れども、又一難。

テレビ台も買わねばならないが、地上デジタル放送には U H F アンテナも必要!一難去れども、又一難。

テレビが故障発生から一週間が経過したが、時折、垂直の線が画面全体に現れ、視界が悪い。今の為替相場のようなものだが、一目均衡表も雲の中とも聞くが、ボリンジャヤーにしようが、フィボナッチにしようか、迷っているテクニカル分析者もいらっしゃると思いますが、迷って当然の相場かもしれません。そんなときには筆者考案の上記の乖離幅のトレーディングに注目してみてください。セミナーも7月から開催予定ですので、ご興味のある方は、詳細をホームページ(新外為の森)欄から確認してください。

話はテレビに戻りますが、久しぶりに渋谷のビックカメラとサクラヤで下調べとなったが、薄型テレビは安くなったとは言いながらも、まだ高い。日ごろテレビの嫌いな奥様もワールドカップの試合ではなく、開会式だけは見たいらしい。地元のデンキのコジマは他店より安くするが合言葉、早速、価格コムの比較表をコピーして交渉に入ると、ほとんど言い値で承諾する。薄型テレビの過当競争なのであろうが、テクニカル分析の選択ではないが、ソニー、パナソニック、シャープなどと迷った末に、三菱に決定。週末には届くが、余分な出費の捻出に精を出さねばならない。しかし、今日になったら不思議な現象が起きてしまった。、故障していたテレビが直っている。キャンセルも考えたが、ハイビジョンも見たい本心もあり、。女房曰く、テレビをキャンセルして、BOSE(ボーズ)というアンプが欲しいらしい。そう言えば、我が家のステレオも故障していた。ミニコンポでもいいと思うが、音にこだわる人には満足できないようだ。しかし、32型のデジタルテレビとアンプの価格がほぼ同じであるのは、テレビ好きの私としては納得が行かない。不謹慎であるが、もう一度テレビが故障することを願っているが、テレビは言うことを聞かず、ザ ン ネ ン?ながら、よく映っていますね。為替同様に思惑通りは行きません。

▲昨晩は5月10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録で、インフレ懸念が若干上昇した内容であったため、今月のFOMCで利上げ観測が強まっている現象である。同時にシカゴ購買部協会指数も上昇したため、総じて米ドルの上昇が見られた。しかし、米ドルの上昇力は限られており、依然として米金利の利上げ動向は5分5分と見るべきであろう。いずれにしても、最終局面を迎えた米金利でもあり、状況判断を前回の議事録では図れないのが実状である。そして、内容自体に深く言及しても意味はないが、インフレ懸念があるからこそ利上げであり、過去の経緯として判断すべきである。要は次回の利上げとは別問題として捉える事が賢明な判断と思われる。 議事録によれば、0.5%幅の利上げまで検討された内容と、市場では過剰反応と思われるコメンとも散見されるが、6月末のFOMCまでは思考錯誤の展開は避けられず、ましてや、先に決まったボールソン次期米財務長官の財政手腕も不明であり、当面は、米ドル離れの懸念は払拭できず、依然として、米ドルの流動性にも危機感がある以上は、利上げの可能性を残しながら微妙な展開は続くものと思われる。反面、米金利上昇が必ずしも、米ドル買いに直結するわけでもなく、従来の貿易不均衡問題、米財政悪化、そして、株安などにも波及することもあり、米ドルの上値は限定的な相場であると判断する。

▲ドル円113円は潜在的にも意識せざるを得ない相場展開であるが、直近の米ドルショートポジション拡大も懸念し、米ドル買いの調整局面も必要であり、米ドルに追い風になるイベントでもあればドル円114円までの上昇も一考すべきであろう。
戦略的には、基本的には米ドル売りの流れの中で、ストップロスを要所に置きながら、米ドルの売り上がりに妙味がある相場である。ドル円113円前後の売りを推奨するが、あくまでも短期ポジションであり、113円台の前半でもストップロスを考慮すべきであり、そして、明日の米雇用統計のサプライズも警戒すれば、一過性の米ドル上昇も視野に入れるべきであろう。 
ユーロドルも軟調気味に推移はしているが、1.27台半ばには従来からの買いニーズも旺盛になる局面でもあり、ユーロドルのロングに妙味が増すが、ポジション解消レベルあり、ドル円同様に米雇用統計の結果を見極めてからの売買に徹することも大事である。
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プロフィール

鈴木郁雄

Ikuo Suzuki

ケンティッシュジャパン代表

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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