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鈴木郁雄の実践・為替ストラテジー

リフレッシュ!米ドルの売り急ぎは要注意?

GWに関係なく、相変わらず為替は動きますね。個人的には朝夕のレポートは休刊させて頂いております。上記の乖離幅を利用したトレーディングの原稿作りに集中しなければなりません。本邦の為替ディーラーも携帯電話とインター−ネットが何処でも利用可能となると、相場から離れることが出来なくなっているようですが、個人投資家の方がアクティブになると、為替業者も銀行のディーラーも休めませんね。女房子供は田舎でのんびり、亭主は送り迎えに精を出すぐらい。それとも、為替に興味を持ち始めた、カリスマ主婦は食事の用意もせずにパソコンと睨めっこですかね。休む時には休む、遊ぶ時には遊ぶと、けじめをつけないと、ポジションも家庭も塩漬けにもなりかねませんよ。。。。。。。。。と経験者は語る。
相場を忘れて、自分の家庭のポジションを大事にしましょう。

▲今週は豪ドルの利上げなどがあり、神経質な展開が続いていますが、私的な見解は封じ込んで、下記のペットでも判る簡単チャートの途中経過をお知らせいたします。
******今週のペットでも判る簡単チャート中間報告********
作成年月日 2006年5月4日(木) AM11:00
前回は米金利の打ち止め感が表面化した結果、想定外の速さで相場の歪みが形成されているとレポートしたが、途中経過では更に米ドルが売られ、絶好の買戻しのチャンスも到来したが、昨日までの動きでは、総体的に週初めのレベルに戻っている相場である。表面的には大きな変化は見られないが、瞬間的な相場の歪みが生じやすい状況であるため、乖離幅の拡大及び縮小に注視したい。
ドル円 113.65 買い 少なめ 【ユーロドル⇔ユーロ円】
前回は113円80の少なめの買いを勧めたが、113円前後では絶好の買い戻し局面を迎えたが、又もとのレベルに逆戻り戻りしている。 今週の経緯を見ても米ドル売りの流れは健在であるが、総じて歪み矯正局面でもあり、113円前後の買いを目安に臨みたい。

ユーロドル(ドル円−ユーロ円)平均乖離幅24円 現状乖離幅29.90←29.70円)
前回は強めの売りシグナル1.2627が点灯していたが、更に1.26台後半まで上昇を見て、第二ステップの売りに突入したが、現状は元のレベルに戻っている。引き続き売りシグナルが1.2630では点灯中以下は一週間ごとの売買シグナル。
1.1940売り→1.1878買い→1.2045売り→1.1911買い→1.2190売り→1.2030買い→1.2124売り→1.2269売り→1.2096買い様子見→1.2340売り→今週1.2627売り。

豪ドル(ドル円−豪ドル円 平均乖離幅28円 現状乖離幅26.35←27.40円)
先週は0.7440で売りシグナルと同時にポジション解消(利益確定)レベルに突入したが、金利の引き上げにより、豪ドルの高値警戒が浮上している。今週初めの0.7592レベルでも様子見が続いていたが、現状の0.7685では売りシグナルが点灯中。

NZドル(ドル円−NZ円 平均乖離幅37円 現状乖離幅41.15←41.20円)
乖離幅は変わらず、依然として買いシグナルが0.6385点灯中。
過去週間ごとの経緯0.6082の買い→0.6334の買い→0.6380の解点灯中。

カナダドル(ドル円−カナダ円 平均乖離幅17円 現状乖離幅11.25←11.90)
今週 1.1168の強い買いシグナルが点灯していたが、更に乖離幅縮小が進み、最終段階の買いに突入している。1.1085レベルの買いシグナル点灯中。

ポンド(ドル円x2−£円平均乖基準離幅25円 現状乖離幅18.35←20.00円)
先週は売りシグナルが1.7822に点灯し、ポジション解消となったが、今週は再びポンドが急上昇し前回の1.8242でも売りシグナルに続き、第二ステップの売りシグナルが1.8400前後で点灯中。

スイスフラン(ドル円−スイス円 平均乖離幅23円 現状乖離幅21.75←22.00円) 
週間の動きは 1.2988の売り→先週は1.2757の買いでポジション解消→今週1.2390の買いシグナル→現状1.2370でも買いシグナル継続中。
● 欧州通貨ペア(1週間毎の過去の経緯)
ユーロポンド『平均乖離65円 現状乖離幅65.55←63.90円』
0.6941→0.6905様子見→0.6974売り→0.6939継続→0.6915→0.6922売り継続→0.6865買戻し、ポジション解消

ユーロスイス『平均乖離50円 現状乖離幅51.70←51.90円』
1.5717売り→1.5775売り→1.5811売り←1.5742様子見→1.5725様子見→
1.5744売り→1.5653売り継続中→1.5624売り継続

ポンドスイス『平均乖離25円 現状乖離25.20←24.00円』
2.2641買い→2.2846売りクローズ→2.2670買い→2.2684買い継続→2.2742
→2.2735買い継続→2.2614買い→売り1.2753ポジション解消 
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本ペットチャートでは3段階分散投資をお勧めしています、常に少なめからの始動をお願いいたします。最終的な投資・運用の判断はご自身の責任で行って下さい。


プロフィール

鈴木郁雄

Ikuo Suzuki

ケンティッシュジャパン代表

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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