ストリーミング注文
最近使用される注文タイプはほとんどこれになっている。デイトレーダーならまずもってこれ。決済するための順指値、逆指値ぐらいは使われるがいまやこれらは全体の10%程度だろう。ということで、ちょっとその辺をまとめてみた。
注:FOK - Fill Or Kill / IOC - Immediate Or Cancel
■ストリーミング注文という用語
和製英語である。すくなくとも私は米国でStreaming Orderという言葉を聞いたことはない。個人的にだが、頭の中をリセットして”Streaming Order”という言葉を聞くと、そこから連想するのは、“次から次へとやってくる注文”である。Streaming Rate/PriceとかStreaming Dataという用語はよく聞く。どちらも、“次から次へと流れるようにやってくる何か”である。正確に英語で伝える場合、Market Order by FOKというのが一番無難な表現だろうと思う。
米国の例としてX社は 成行き(Market order)タイプの下でFOK/IOCを選ぶ。これにより、クリックしたレートのみで一発トライという日本で使われるストリーミング注文と同じになる。X社はすでに設定したマークアップ以上は取らないモデルに変わっているので、EEモデルによりカバー先でついたレートにその分を乗せたレートで約定する。その時の条件が注文条件の範囲内であれば成立するし、合わなければ不成立となる。結果ポジスリ、ネガスリのどちらも発生する可能性がある。NFAといろいろあったものの、今はきわめてクリアで公正なシンメトリカルスリッページロジックで動いている。
続々と新語が生まれるので頭の整理が大変である。