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債券利回りに左右される展開!賞味期限短し?

総じて手掛かり難の中、一昨日は低調な米5年債入札結果を受けてドル買いが先行したが、昨日米財務省が実施した米7年債入札が好調に終わり、米長期金利の低下と共に、市場のコンセンサスはドル売りが優先されている。

最近の為替市場は米国債利回り動向に敏感に反応している状況であるが、米政府の景気浮揚対策を基に超低金利政策の継続性や長期化が既成事実となっており、同時に、ドルの過剰流動性が問われる中、米長期債利回り自体に高値警戒感と共に違和感が生じている。それ故に、長期金利の水準の良し悪しが入札結果に表れていると判断するのが正解であろう。いずれにしても、米10年債利回り3.5%前後は金融機関のみならず、機関投資家や新興国にとっては投資対象としては魅力的な水準であり、入札結果の好悪にかかわらず、3.5%前後ではドル売り圧力が生じ易い展開であろう。

一方、年末を控えて円高意識が強まり、一部では本邦出企業の円買い需要が観測されているが、同時に、輸入企業のドル買い・円売り需要も81円台半ば前後から81円割れまで断続的に散見されており、再び、こう着度を強めている。
他方、ユーロドルは1.32ドル台まで回復したものの、米債券利回りの低下余地が限定的であることから、更に上値を追う展開には至っていない。

それでは、皆さま、欲張らずに、よいお年をお迎えください。


日本ではお正月ムードが高まっていますが・・・

東京市場のマーケットは閑散としていますが、既に、海外市場では、すっかり普段通りの活況が戻ってきています。元々、海外市場では、クリスマスシーズンと言っても、クリスマスまでの数週間は比較的静かになるものの、クリスマスが終了すると、概ね、市場参加者はマーケットに戻ってきます。

海外でも、確かに、新年を祝うムードはありますが、日本ほどではありません。それと、外資系の金融機関では、決算期間自体は、1月からスタートするわけですが、トレーダーなどを対象に、業績査定の対象期間をわざと12月スタートにしているところもあるくらいです。つまり、1月から12月を査定対象期間とすると、クリスマスシーズンに仕事をやらないトレーダーが増えるからです。

実際のところ、12月という月は、1年の中でも意外と動きやすいことが「経験則」からも分かります。しかも、比較的トレンドが発生しやすいという特徴もあるのです。と言うわけで、本来、トレーダーにとっても、金融機関にとっても収益機会のチャンスの月であるとも言えるわけです。

また、1月に入ると海外市場は、お正月休みは1月1日だけで、2日から完全に普通のマーケットに戻ります。ましてや、一般のトレーダーにとっても、1月から新年度の業績期間が開始するところが多い為、一斉にマーケットに戻ってきます。中には、ヘッジファンドも含め、新しい金融機関に移り、新天地で再スタートするトレーダーも多いだけに、マーケットは余計に活況を帯びてきます。

その為、1月の動きは、通常月より活発になる傾向もあり、要注意です。価格変動幅が大きくなるだけでなく、突発的な動きも多く見られる時期でもあります。従って、1月の1週目、2週目辺りまでは、様子見するくらいの気持ちで臨むのも一手です。1月半ば辺りから、相場にトレンドらしきものが生まれやすいという、やはり、「経験則」もあるからです。

とにかく、このシーズンはとにかく海外市場では良く動きだけに、マーケットに入れる余裕のある人は、意外と美味しいチャンス到来かもしれません。もちろん、いつでもそうですが、相場に焦りは禁物です。無理をせず、ポジションを減らすなりして、楽な気持ちでエントリーするように心がけましょう。


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