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ドル円1時間足:大局観とトレード戦略


ドル円相場の1時間足分析です。

添付チャートは、ドル円の1時間足をスパンオートシグナル(https://www.xfine.info/sauto/ ) で表示したチャートです。

以下、午前7時15分頃近辺での動きについて、スーパーボリンジャー部分、スパンモデルの部分に分けて、それぞれ解説します。

<スーパーボリンジャー>

まず、スーパーボリンジャー部分ですが、目先、調整の反落局面と判断します。

すなわち、現時点で、短期的に下落バイアスの局面ということです。

判断根拠は、
1)遅行スパンが陽転中であり、上昇基調であること、
2)終値が+1σラインの下方で引けたこと、
3)バンド幅の拡大傾向が止まり、目先は縮小傾向であること、
等々です。

調整反騰局面のターゲットは、順に、センターライン、-1σライン、そして、最終は、-2σラインとなります。

今後のシナリオとして、終値がセンターラインをブレイクしない場合は、緩やかな上昇トレンド局面に入る一方で、終値が同ラインをブレイクする場合は、本格的な調整反落局面に入ります。

尚、遅行スパンがローソク足に接近、接触するタイミングは、下値堅くなりやすく、一旦は押し目買いのチャンスとなります。

また、価格帯としても、-1σラインから-2σラインは、一旦は押し目買いゾーンとなります。

尚、終値が+2σラインを上回って引けると、改めて、本格上昇トレンド局面入りとなりますが、終値が+2σラインを上回らないかぎり、+2σラインにかけての戻りの場面は、一旦は戻り売りチャンスとなります。


<スパンモデル>

まず、背景色は薄青色であり、赤色スパンが陽転中であること、つまり、長期的には、買い優勢と判断できます。

また、直近にて、青色四角枠が出現しており、買いシグナルが点灯中です。

ただし、買いシグナル点灯時の猶予期間中につけた高値ライン(現在、上値レジスタンスライン)を下回って推移しており、逆行パターンの売りサイン点灯中です。



★スーパーボリンジャーは、価格的要素を重視し、より短期の判断、スパンモデルは、時間的要素を重視し、より長期の判断となります。また、スパンモデルシグナルは、より短期の判断、赤色スパンは、より長期の判断となります。


プロフィール

柾木利彦(マーフィー)

Toshihiko Masaki

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

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