[日本取引所グループ] 2023年大発会:日経平均は259円安の下落スタート
日本取引所グループ(JPX)は東京証券取引所で新年恒例の「大発会」を開催(2023年1月4日)。コロナ禍の開催となる本年の式典も人数を絞った証券業界の関係者のみ出席。鈴木俊一財務相兼金融担当相、そして2022年に上場したクロスボーダー企業2社の代表者が鐘を打ち鳴らし、最後に3本締めの恒例のセレモニーを行いました。
日本取引所グループの清田瞭CEOからは「日本企業の収益力変化への対応力は高まっている。『卯跳ねる』の縁起の良い相場格言にあやかり株式相場も大きく跳躍する年になることを期待したい。」とあいさつしました。
続いて鈴木俊一財務大臣兼金融担当大臣からは「貯蓄から投資へを推進し、家計の投資が企業の原資となり、企業価値の向上で家計の金融資産所得が拡大する、こうした成長と資産所得の成長の好循環を実現したいと考えています。今年の干支は卯年。日本経済の飛躍の大きな土台となることを期待したい。」と述べました。
五穀豊穣にちなんで5回の打鐘が行われ、最後に東京証券取引所 執行役員 川井洋毅氏の発声による3本締めの恒例セレモニー。
令和5年最初の取引となる「大発会」での日経平均株価寄り付きは、前年末比259円57銭安の2万5834円93銭と下落でのスタートとなりました。
尚、渋沢栄一が設立に尽力した第一国立銀行(現在のみずほ銀行兜町支店)や東京証券取引所のある通りは現在「渋沢ロード」としてバナーが掲示されています。
(2023年1月4日 東京証券取引所にて/FOREX PRESS)