チェックすべき優先ポイントは何?
トレードしていて、常にチェックすべきは何でしょうか?
一般的には、ニュース等の報道、つまりは、相場材料と思われがちですが、より大切なチェックポイントは、今現在、自分は、自分が設けた「トレードルール」を守っているかどうかということです。
しかるべきタイミングで売買のエントリーをしているのか、その後、相場の流れに応じて、変化が生じている場合は、それに従ってポジション管理は出来ているかどうかは重要なチェック項目となります。
マーケットの雰囲気(ブル、ベア、底固い、上値重い等々)を感じて相場に入っていくのも1つの方法ではあります。問題は、その後の相場の変化に対して、新たなアクションを取ることが出来る人は良いのですが、固まってしまって、当初のポジションに執着してしまうことです。
すなわち、思考停止状態になり、当初、ポジションを取った時とマーケット状況が変わっているにもかかわらず、取るべきアクションを考える心の余裕がない状態ということです。これは、とっても危険な状況です。
そんな時、果たして自分は、マーケットの雰囲気に呑まれていないかどうか、客観的に見つめる必要があります。具体的には、自分の「トレードルール」にきちんと従っているのかどうかを確認する作業となるわけですが、自分を第三者的に観察することが出来れば、目的自体は達成したことになります。
肝心なことは、その時に、「トレードルール」に従った、しかるべきアクションを果敢に取れるかどうかです。この行動を淡々と取れる人は、心配ないと思われます。しかしながら、頭では分かっているものの、いざとなると、固まってしまって、冷静な時であれば自分が取るであろう行動が取れなくなってしまっていること自体が問題なのです。
そもそも、相場とは、常に変化するものですから、その変化への対応力があるかどうかが成功するかどうかの条件となります。別に最初に取ったポジションが間違っていても何ら問題はありません。
大事なのは、その後の相場の変化に応じて、自分のルールを守り、縦横無尽にマーケットの流れについていけるかどうかです。言い換えると、トレードにおいては、「相場観」は大して大きな要素ではないということです。もっと言うと、エントリーよりもエグジットの方が遥かに大切なのです。この点は大切なことなので、重々理解しておく必要があります。
いずれにせよ、トレードしていて、まずは優先的にチェックすべきは、相場を動かしている「材料」ではなく、自分が「トレードルール」に則って正しく行動しているかどうかということです。
★新刊書のお知らせです
「勝率8割の超プロが教える 最新スパンモデル投資法」