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ドル円4時間足:大局観とトレード戦略


ドル円相場の4時間足分析です。

添付チャートは、ドル円の4時間足をスパンオートシグナル(https://www.xfine.info/sauto/ ) で表示したチャートです。

以下、午前7時00分頃現在の直近の動きについて、スーパーボリンジャーの部分、スパンモデルの部分に分けて、それぞれ解説します。


<スーパーボリンジャー>

現在、本格上昇トレンド局面と判断します。

判断根拠は、
1)遅行スパンが陽転していること、
2)終値が+1σラインの上方を推移していること、
3)バンド幅が拡大傾向であること、
4)初動にて、終値が+2σラインを上回って引けたこと、
等々です。

今後の注目点は、終値が+1σラインを上回り続けるか、それとも、下回るかどうかです。「終値が~」という点がポイントです。

すなわち、終値が+1σラインを上回り続けるかぎり、本格上昇トレンド継続となる一方で、終値が同ラインの下方で引けると、調整の反落局面入りする可能性が高まります。

尚、トレード戦略としては、終値が+1σラインを上回っているかぎり、買いポジションをキープ、終値が同ラインを下回ると手仕舞いとなります。そして、調整反落局面の中に入っていく中で、短期的には、売りポジションを建てる戦略も有効となります。


<スパンモデル>

まず、背景色が、薄赤色であることから、赤色スパンが陰転中です。

すなわち、長期的には、下落基調であり、売り優勢を示しています。

尚、赤色スパン陰転時の安値ライン(現在、上値レジスタンスライン)を下回って推移しており、順行パターンの売りサイン点灯中です。

また、現時点で、青色スパンが赤色スパンを上方にブレイクしかけており、買いシグナルが点灯しそうです。

判断方法としては、今後、終値が+2σと+1σラインの間で引ければ逆行パターンの売りサインが点灯する一方で、終値が+2σラインを上回ると順行パターンの買いサインとなります。



★尚、スーパーボリンジャーは、価格的要素を重視し、より短期の判断、 スパンモデルは、時間的要素を重視し、より長期の判断となります。また、スパンモデルシグナルは、より短期の判断、赤色スパンは、より長期の判断となります。


プロフィール

柾木利彦(マーフィー)

Toshihiko Masaki

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

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