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マーフィーの日々是好日

今後1週間程度の相場予測

ドル円、ユーロドル、ユーロ円、豪ドル円、ポンド円に関して、今後1週間程度の相場予測(本レポートでは、「日足スーパーボリンジャー」と「日足スパンモデル」に基づいた簡単な分析・解説に限定)を掲載します。尚、日足のスーパーボリンジャーやスパンモデルは、主に、デイトレード・スイングトレードの大局観の把握や、ポジショントレードの売買判断に用います。分析は、全て、先週末11月11日終値時点での判断です。

■ドル円

1)日足スーパーボリンジャー
(デイトレード・スイングトレードの大局観、ポジショントレードの売買判断)

<大局観>

ドル本格上昇トレンド

<分析>

遅行スパンは陽転しており、ドル買い優勢を示しています。

日足終値が+1σライン(11月14日現在、105.60円近辺)の上方を推移するかぎり、ドル本格上昇トレンドと判断します。一方、日足終値が+1σラインの下方で引けると、調整のドル反落局面入りする可能性が高まります。

尚、目先、日足終値が+2σライン(11月14日現在、106.70円近辺)の上方で推移しており、「走る相場」となっています。一方、同ラインの下方で引けると、「走る相場」は一旦終了することになり、ドル反落リスクが高まります。


2)日足スパンモデル
(デイトレード・スイングトレードの大局観、ポジショントレードの売買判断)

<大局観>

ドル上昇トレンド

<分析>

赤色スパンの向きは、上昇方向であり、ドル長期上昇トレンドを示しています。そして、買いシグナルが点灯していますが、すでに「逆行パターン」から「順行パターン」に変化しています。

遅行スパンは、ゾーンやローソク足の上方を推移しており、長期的にも短期的にも、ドル買い優勢を示しています。尚、遅行スパンは、引き続き上昇傾向に推移するローソク足と歩調を合わせて共に上昇する展開、つまり、引き続き、ドル上昇の展開が示唆されます。

日足終値は、青色スパンの上方を推移しており、短期的にも、ドル堅調な展開を示しています。目先、青色スパンが下値サポートとなります。



■ユーロドル

1)日足スーパーボリンジャー
(デイトレード・スイングトレードの大局観、ポジショントレードの売買判断)

<大局観>

レンジ相場、往来相場

<分析>

遅行スパンは、ローソク足に絡みつつも陰転継続しており、ユーロ売り優勢を示しています。目先、バンド幅は収束傾向になっており、レンジ相場の地合いが強い中、+1σライン(11月14日現在、1.1050近辺)と−2σライン(11月14日現在、1.0790近辺)をコア(中心)レンジとするレンジ相場と判断します。

尚、今後、遅行スパンが陰転し続け、日足終値が−1σライン(11月14日現在、1.0880近辺)の下方を推移し続け、さらに、バンド幅が拡大傾向に転じると、ユーロ本格下落トレンド入りする可能性が高まる点、注意したい場面です。


2)日足スパンモデル
(デイトレード・スイングトレードの大局観、ポジショントレードの売買判断)

<大局観>

ユーロ下落トレンド継続中

<分析>

赤色スパンは依然として下落傾向で推移継続しており、引き続き、ユーロ長期下落トレンドを示しています。遅行スパンはゾーンやローソク足の下方を推移継続しており、引き続き、ユーロ売り優勢を示しています。

スパンモデルシグナルは、ユーロ売りシグナルが点灯継続中です。

日足終値は、レジスタンスゾーン下限ラインである青色スパンの下方を推移しており、短期的にも、ユーロ売り優勢と読みます。



■ユーロ円

1)日足スーパーボリンジャー
(デイトレード・スイングトレードの大局観、ポジショントレードの売買判断)

<大局観>

レンジ相場継続中

<分析>

遅行スパンは陽転しつつもローソク足に絡んで推移しており、引き続き、レンジ相場を示しています。目先、+2σライン(11月14日現在、116.50円近辺)とセンターライン(11月14日現在、114.50円近辺)をコア(中心)レンジとするレンジ相場と判断します。

尚、引き続き、遅行スパンの「同期性」(遅行スパンの上げ下げのリズムとローソク足の上げ下げのリズムが合致すること)を注視です。


2)日足スパンモデル
(デイトレード・スイングトレードの大局観、ポジショントレードの売買判断)

<大局観>

もみ合い、往来相場

<分析>

赤色スパンは上昇方向に変化しています。そして、一旦はユーロ高値を付けやすい「変化時間帯」にあります。すなわち、一旦は「逆行パターン」と読みます。

スパンモデルシグナルは、ユーロ買いシグナルが点灯しています。そして、シグナル点灯後、5本目までの高値を終値ベースでブレイクしてはいますが、週足等による大局観を考慮すると、日足終値が+2σラインをブレイクしていかないかぎり、戦略的ナンピンがワークしやすい場面と考えます。つまりは、引き続き、「逆行パターン」が続いていると読みます。

遅行スパンは、ゾーンの上方を推移しており、陽転していることから、長期的には、ユーロ買い優勢を示していますが、ローソク足に絡む動きとなっており、短期的には、もみ合い相場を示唆しています。



■豪ドル円

1)日足スーパーボリンジャー
(デイトレード・スイングトレードの大局観、ポジショントレードの売買判断)

<大局観>

豪ドル緩やかな上昇トレンド

<分析>

遅行スパンは陽転継続しており、基調として、豪ドル買い優勢を示しています。日足終値が、センターライン(11月14日現在、79.80円近辺)の上方を推移するかぎり、緩やかな豪ドル上昇トレンドと判断します。


2)日足スパンモデル
(デイトレード・スイングトレードの大局観、ポジショントレードの売買判断)

<大局観>

豪ドル上昇トレンド継続中

<分析>

赤色スパンの向きは、上昇方向であり、引き続き、豪ドル長期上昇トレンドを示しています。また、「逆行パターン」から「順行パターン」に変化しています。

遅行スパンは、ゾーンやローソク足の上方を推移しており、長期的にも短期的にも、豪ドル買い優勢を示しています。



■ポンド円

1)日足スーパーボリンジャー
(デイトレード・スイングトレードの大局観、ポジショントレードの売買判断)

<大局観>

ポンド本格上昇トレンド

<分析>

遅行スパンは、陽転しており、ポンド買い優勢を示しています。日足終値が+1σライン(11月14日現在、131.30円近辺)の上方を推移するかぎり、ポンド本格上昇トレンドと判断します。尚、目先は、日足終値が+2σライン(11月14日現在、133.75円近辺)の上方を推移しており、「走る相場」となっています。同ラインの下方で引けると、「走る相場」が終了し、反落リスクが高まります。


2)日足スパンモデル
(デイトレード・スイングトレードの大局観、ポジショントレードの売買判断)

<大局観>

ポンド長期下落トレンド継続中ながらも目先はポンド堅調な展開

<分析>

赤色スパンは下落傾向で推移しており、引き続き、ポンド長期下落トレンドとなっています。そして、ポンド売りシグナルが点灯し続けています。遅行スパンは、ゾーンやローソク足に絡んで推移、長期的にも短期的にも、もみ合い相場を示しています。

日足終値は、青色スパンの上方を推移しており、短期的には、ポンド上昇の流れの中にあります。青色スパンがサポートとなります。


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プロフィール

柾木利彦(マーフィー)

Toshihiko Masaki

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

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