一本調子のドル円相場
ドル円相場ですが、結局、大した押しもなく、ほぼ一本調子でドル上昇してきています。添付チャートは、2月初旬からのドル円を60分足ベースのスパンモデルで表示させたものです。(チャート内をクリックして頂くと拡大します。)
ご覧の通り、青色矢印が示す時点である、2月3日、午後11時にドル買いシグナルが出現して以降、現在に至るまでシグナル変化はないです。ただ1回だけ、円枠内が示す時点(2月14日午前7時から11時までの間)にて、ドル売りシグナルが点灯する場面が見られました。しかしながら、たったの5時間ほどで、再度ドル買いシグナルに変化した格好です。
尚、スパンモデルとは、青色ゾーンが出現している限りは、買いシグナル点灯であり、赤色ゾーンが出現すると、売りシグナル点灯となるシンプルなチャートです。
このように、「もうはまだ」の状態が3週間以上も続いていることになります。考えてみると、この「もうはまだ」「まだはもうなり」という相場格言は、多分に主観的なものです。その為、全ての相場に当てはまる表現とも言えます。相場は主観で追いかけると、如何に難しいかが分かります。
一方、テクニカル分析はと言うと、そう簡単なものでもないです。つまり、こちらも、1つ間違えると、多分に主観的なものになってしまう危険性があるからです。既にある相場観を無理にこじつけようとすると、同じテクニカル分析でも、結果が異なってくるわけです。
とどのつまり、相場は、主観的なレベルで追っていくと、同じ失敗を繰り返すことになります。如何にして、「客観視」出来るかが決め手と言えましょう。しかも、テクニカル分析のみならず、心の管理まで、客観視出来るかどうかが大事だということです。
と言うわけで、いつものことながら、「言うは易し、行うは難し」ということを実感させられます。
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