本日は恒例の米国雇用統計発表
本日は、毎月恒例の米国雇用統計の発表が日本時間夜10時30分にあります。事前予想数値等については他に譲るとしまして、何と言っても、大事なポイントは、相場が変動してくれる可能性が高い点です。
私は、経済指標やイベント等の報道などの「相場材料」というのは、相場変動の「触媒」のようなものだと考えています。つまり、既に存在している相場の大きな流れがまず前提として存在していて、その流れをさらに大きくしたり、小さくしたりするものが「相場材料」だということです。
従って、既にある相場トレンドが上昇基調であれば、例えば強い経済指標、すなわち、事前予想比強い数値が発表になると、相場の上昇力がさらに増します。一方、弱い経済指標、すなわち、事前予想比弱い数値が発表になると、相場の上昇力が弱まります。もしくは、一旦は相場反落するにしても、その押し目が絶好の買い場となって、さらに上昇していくケースが多いということです。尚、既にある相場トレンドが下落基調であれば、上記と逆のパターンになります。
いずれにしても、相場の流れが先にありきで、経済指標やイベント等の「相場材料」は二次的、副次的なものだということです。このように考えることで、目の前で発表となる経済指標の結果に振り回される度合いは減少すると思います。逆に、「相場材料」の出現を待って、相場の押しや、戻りのチャンスを活かして待ち伏せトレードを行うことも出来るようになります。
と言うわけで。今現在の相場にはトレンドがあるのかどうか、もしあるならば、上昇トレンドか下落トレンドか、それともトレンドがなくレンジ相場なのかを事前に把握しておく必要があります。
この点、例えば、デイトレードを行う場合でも、日足ベースのチャートを見て、全体観を把握しておくのが理想です。具体例で言うと、日足スーパーボリンジャーのセンターラインは上向きか下向きか、向きの傾き具合はどの程度か、遅行スパンは陽転しているのか陰転しているのか、ローソク足に絡んでいないかどうか、実勢レベルはどの位置にあるのか、バンド幅は拡大しているのか縮小しているのか等々です。
このような幾つかのポイントを押さえて、相場全体の動きを知っておくだけで、ストレスを減らして相場に向かうことが出来、その結果、収益チャンスを活かすことがより高い確率で出来るようになると思います。それでは、どうぞ、心を平静に保って、米国雇用統計に臨んで下さい。ご健闘お祈りしております。
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