今年もとりあえずはユーロが主役?!
こちらのページに添付のチャートはユーロドルの昨年2011年と今年2012年の1週目の日足ローソク足の推移です。ご覧の通り、2011年1週目の動きと今年2012年1週目の動きが似ていることが分かります。
つまり、マーケットが開始して2日目に高値を付け、その後、反落に転じ、ほぼ安値引けしたことです。一種の「アノマリー現象」とも言えます。
今年については、年初1日目が1月2日ということで、世界的に多くの国で1月1日の振り替え休日となったこともあり、例年の初日とは異なるとの見方は出来ます。それでも、ほぼ動きが合致しているのは興味深いです。
実際のところ、1月2日は市場が完全に休場になったわけでなく、一部でオープンしていていました。閑散な中、値幅は狭いとは言え、市場が成立したわけです。
昨年2011年についても今年についても同じですが、2週目の月曜日は、日本は休日です。前週末時点でほぼ安値引けした相場が、翌週月曜日の早朝のシドニー市場にて、まず下値を試す展開があり得ると充分に想定されます。2011年については、いきなり安値を更新してスタートしています。しかし、オープンがいきなり安値となって反転、上昇しています。
最近、市場でよく言われている1つが、ユーロショートポジションがかなり大きなサイズに積み上がっているということです。この「かなり」という部分がどの程度かは、数値で示せても、実際に反転するかどうかは別問題となります。
いくらの金額のショートが積み上がれば、かならず反転上昇するというものではありません。オシレーター系のテクニカル分析であるRSIなどでは、売られ過ぎというレベルに張り付いたまま、相場が下落し続けることがあります。そして、一旦、反転、上昇すると、指標が急上昇します。ですから、後からの解説には役立っても、実際のトレードでは、残念ながら、あまり役立ちません。
この辺りのことを念頭に置きながら、目の前の相場と付き合っていきたいと思います。大事なことは、先のことを「予測」することに精を出すのではなく、目の前の相場をしっかりと見つめること、そして、その目の前の相場が買い優勢なのか、それとも売り優勢なのか分かりさえすれば、自分のポジションをそれに合わせていくだけでOKとなります。
成功トレードを行う為に、「相場予想」を的中させる必要は必ずしもありません。それよりも大切なことは、「今現在に集中すること」だと思います。今年も、「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」「時間分析(アクティベート時間分析)」を用いて、毎日の相場と仲良く付き合っていきたいと思います。
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