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ドル円1時間足:大局観とトレード戦略


ドル円相場の1時間足分析です。

添付チャートは、ドル円の1時間足をスーパーボリンジャーで表示したチャートです。

以下、午前7時15分頃現在での動きについての判断です。

現在、レンジ局面にあると判断します。

遅行スパンがローソク足に絡んでいることや、バンド幅が収束傾向であることなどが判断根拠です。

目先、カウンタートレーディングを行うか、相場の放れを待ってトレンドに乗りたい場面です。

カウンタートレーディングの基本戦略としては、+1σラインから+2σラインにかけての価格帯は戻り売りゾーン、-1σラインから-2σラインにかけての価格帯は押し目買いゾーンとなります。

尚、トレンド発生の際の「相場の放れ」の条件は、
1)遅行スパンがローソク足から上放れる(陽転する)、もしくは、下放れる(陰転する)、
2)終値が+2σラインの上方にて引ける、もしくは、-2σラインの下方にて引ける、
3)バンド幅が拡大傾向に転じる(「エクスパンション」と言う)、
4)遅行スパンがローソク足のみならず、+-2σラインをブレイクすること、
等々です。特に、(2)の条件がクリアーされることが望ましいです。

また、遅行スパンの同期性にも注目したい場面です。
遅行スパンの同期性とは、遅行スパンの上げ下げのリズムとローソク足の上げ下げのリズムがほぼ一致することです。互いが相関しながら動くことを指します。尚、相関には、正相関も逆相関もあります。


プロフィール

柾木利彦(マーフィー)

Toshihiko Masaki

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

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