ドル円4時間足:大局観とトレード戦略
ドル円相場の4時間足分析です。
添付チャートは、ドル円の4時間足をスーパーボリンジャーで表示したチャートです。
以下、午前7時20分頃現在での動きについて解説します。
現在、遅行スパンがローソク足に絡んでいることや、センターラインや各σラインの向きがほぼフラット方向であることから、依然として、レンジ局面の中にあると判断します。
トレード戦略は、レンジ局面としては、目先、カウンタートレーディングを行うか、相場の放れを待ってトレンドに乗るか、となります。
カウンタートレーディングの基本戦略としては、+1σラインから+2σラインにかけての価格帯は戻り売りゾーン、-1σラインから-2σラインにかけての価格帯は押し目買いゾーンとなります。
尚、トレンド発生の際の「相場の放れ」の条件は、
1)遅行スパンがローソク足から上放れる、もしくは、下放れる、
2)終値が+2σラインの上方にて引ける、もしくは、-2σラインの下方にて引ける、
3)バンド幅が拡大傾向に転じる(「エクスパンション」と言う)、
4)遅行スパンがローソク足のみならず、+-2σラインをブレイクすること、
等々です。
上記の条件が整えば、相場が放れたと判断でき、放れた方向でのエントリーが
推奨されます。
尚、今回のように、かなり長期にわたって狭い値幅でのレンジ局面が続いている場合、相場変動エネルギーを溜めている分、今後、相場が放れて、トレンドが発生する時に、大きく動きやすい傾向がある点には注意しておきたいところです。