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NYダウ週足:大局観とトレード戦略


添付チャートは、NYダウの週足をスーパーボリンジャーで表示したチャートです。

以下、午前7時10分頃近辺での動きについて解説します。

目先、調整反落局面に入った可能性が高いです。

すなわち、先週末の週足終値が+1σラインを下回ったことで、-2σラインを目指す調整の反落局面入りしていると判断します。もちろん、週足なので、かなり長いスパンでの判断となります。

また、チャートをご覧の通り、+2σラインや+1σラインの向きがいずれも下向きに変化している点にも注目です。

尚、調整反落局面では、センターラインが最初の「押しの目途」となりますが、終値がセンターラインを下回らない場合、センターラインを下値サポートとする緩やかな上昇トレンド局面に入る可能性が高まります。

一方、終値がセンターラインを下回ると、調整反落の最終ターゲットである-2σライン目指す、本格的な調整反落局面に入ります。

トレード戦略としては、目先、売り戦略が有効な場面ではありますが、今後、遅行スパンが陰転しないかぎり、-1σラインから-2σラインのゾーンは、一旦は押し目買いチャンスとも読めます。

つまり、現在陽転中の遅行スパンがローソク足に接近、接触するタイミングは、一旦は底堅くなりやすく、ローソク足に沿って反転上昇しやすい場面と考えます。


プロフィール

柾木利彦(マーフィー)

Toshihiko Masaki

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

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