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ドル円4時間足:大局観とトレード戦略


ドル円相場の4時間足分析です。

添付チャートは、ドル円の4時間足をスーパーボリンジャーで表示したチャートです。

以下、午前7時20分頃近辺での動きについて解説します。

目先、調整の反騰局面と判断します。

すなわち、現時点で、短期的に上昇バイアスの局面ということです。

判断根拠は、
1)遅行スパンが陰転中であり、下落基調であること、
2)終値が-1σラインの上方で引けたこと、
3)バンド幅の拡大傾向が止まり、目先は縮小傾向であること、
等々です。

調整反騰局面のターゲットは、順に、センターライン、+1σライン、そして、最終は、+2σラインとなります。

今後のシナリオとして、終値がセンターラインをブレイクしない場合は、緩やかな下落トレンド局面に入る一方で、終値が同ラインをブレイクする場合は、本格的な調整反騰局面に入ります。

尚、遅行スパンがローソク足に接近、接触するタイミングは、上値重くなりやすく、一旦は戻り売りのチャンスとなります。

また、価格帯としても、+1σラインから+2σラインは、一旦は戻り売りゾーンとなります。

尚、終値が-2σラインを下回って引けると、改めて、本格下落トレンド局面入りとなりますが、終値が-2σラインを下回らないかぎり、-2σラインにかけての押しの場面は、一旦は押し目買いチャンスとなります。


プロフィール

柾木利彦(マーフィー)

Toshihiko Masaki

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

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