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ドル円1時間足:大局観とトレード戦略


ドル円相場の1時間足分析です。

添付チャートは、ドル円の1時間足をスパンオートシグナル(https://www.xfine.info/sauto/ ) で表示したチャートです。

以下、午前7時10分頃現在の直近の動きについて、スーパーボリンジャー、スパンモデル、それぞれについて解説します。

<スーパーボリンジャー>

現在、調整反騰局面と判断します。

判断根拠は、
1)遅行スパンが陰転していること、
2)終値が-1σラインの上方で引けたこと、
3)バンド幅の拡大傾向が止まり、目先は縮小傾向であること、
等々です。

調整反騰局面の戻りの目途は、順に、センターライン、+1σライン、そして、最終ターゲットは+2σラインとなります。。

尚、センターラインは、最初の戻りの目途となるため、一旦は上値が抑えられる確率が高く、一旦は戻り売りチャンスのタイミングでもあります。そして、終値がセンターラインを上方にブレイクすると、本格的な調整反騰局面入りすることになります。

また、終値がセンターラインを上方にブレイク出来ない場合は、緩やかな下落トレンド局面に入っていきます。緩やかな下落トレンド局面とは、センターラインに抑えられながら、
ゆっくりと下落しているパターンです。

あとは、遅行スパンに注目です。

つまり、陰転中の遅行スパンがローソク足に接触するタイミングでも、一旦は戻り売りのチャンスとなります。


<スパンモデル>

まず、背景色は、薄赤色であることから、赤色スパンは陰転中です。つまり、長期的には下落基調だということがわかります。

そして、現時点で、赤色スパン陰転時の猶予期間中につけた安値ライン(現在、下値サポート)の上方を推移していることから、現時点では、逆行パターンの買いサイン点灯中です。

また、赤色四角枠が出現しており、売りシグナルが点灯していますが、赤色スパン同様に、売りシグナル点灯時の猶予期間中につけた安値ライン(現在、下値サポート)の上方を推移していることから、現時点では、逆行パターンの買いサイン点灯中です。

ちなみに、逆行パターンの買いサイン点灯時の最終ターゲットは+2σラインとなります。



★尚、スーパーボリンジャーは、価格的要素を重視し、より短期の判断、スパンモデルは、時間的要素を重視し、より長期の判断となります。また、スパンモデルシグナルは、より短期の判断、赤色スパンは、より長期の判断となります。


プロフィール

柾木利彦(マーフィー)

Toshihiko Masaki

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

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