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ユーロ円日足:スパンオートシグナルによる大局観とトレード戦略


■ユーロ円日足スパンオートシグナル

添付チャートは、ユーロ円の日足をスパンオートシグナル
https://www.xfine.info/sauto/ ) で表示したチャートです。

以下、スーパーボリンジャーの部分、スパンモデルの部分に分けて、
それぞれ解説します。

<スーパーボリンジャー>

現在、本格下落トレンド局面にあると判断します。

判断根拠は、
1)遅行スパンが陰転していること、
2)終値が-1σラインの下方を推移していること、
3)バンド幅が拡大傾向となっていること、
4)初動にて、終値が-2σラインの下方で引けたこと、
等々です。

今後の注目点は、終値が-1σラインを下回り続けるか、それとも、
上回るかです。

すなわち、終値が-1σラインを下回り続けるかぎり、本格下落トレンド
局面継続となる一方で、終値が同ラインの上方で引けると、調整の反騰
局面に入る可能性が高まると読みます。

<スパンモデル>

まず、背景色が、薄赤色であることから、赤色スパンが陰転していること
が見てとれます。

すなわち、長期的にはユーロ売り優勢を示しています。

しかし、赤色スパン陰転時の猶予期間中につけた安値水準(現在は下値
サポート)の上方を推移しており、現時点では、逆行パターンの買い
サインが点灯中です。

また、赤色四角枠が出現しており、売りシグナルが点灯中ですが、売り
シグナル点灯時の猶予期間中につけた安値水準(現在は下値サポート)
の上方を推移していることから、赤色スパン同様に、逆行パターンの
買いサインが点灯中です。

ところで、今回のケースのように、スーパーボリンジャーでは本格下落
トレンド局面と判断される場面にて、スパンモデルにて逆行パターンの
買いサインが出現する場面があると、まずは、スーパーボリンジャーの
判断を優先させることがお勧め、コツです。

つまり、終値が-1σラインを上回るまでは、売り目線でトレード戦略を
立てつつ、当面の安値を付けやすい時間帯にあると判断し、利食いも
小刻み、コンスタントに行いながら回転を利かせる戦略が有効です。

尚、スーパーボリンジャーは、価格的要素を重視し、より短期の判断、
スパンモデルは、時間的要素を重視し、より長期の判断となります。
また、スパンモデルシグナルは、より短期の判断、赤色スパンは、
より長期の判断となります。


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★★添付チャート内のスパンモデルは、スパンオートシグナルで表示したものです。スパンオートシグナルのご紹介、および、ご購入用ページはこちらです。http://www.xfine.info/sauto/


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プロフィール

柾木利彦(マーフィー)

Toshihiko Masaki

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

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