外国為替取引ニュースサイト

  1. トップページ
  2. >コラム・レポート
  3. >マーフィーの日々是好日
  4. >マーケット
  5. >ドル円日足:スパンオートシグナルによる大局観とトレード戦略

コラム & レポート

バックナンバー

マーフィーの日々是好日

ドル円日足:スパンオートシグナルによる大局観とトレード戦略


昨日に続き、日足分析です。

添付チャートは、ドル円の日足をスパンオートシグナル
https://www.xfine.info/sauto/ ) で表示したチャートです。

尚、チャートは、スーパーボリンジャー、スパンモデルの全ての
ラインを表示した、フルバージョンのスパンオートシグナルです。

以下、チャートの四角枠内で示される直近の動きについて、
スーパーボリンジャーの部分、スパンモデルの部分に分けて、
それぞれ解説します。

<スーパーボリンジャー>

引き続き、調整の反騰局面と判断します。

判断根拠は、
1)遅行スパンが陰転中であること、
2)終値が一旦は−1σラインの上方で引けたこと、
3)バンド幅が拡大傾向から縮小傾向に変化しつつあること
等々です。

尚、引き続き、−1σラインから−2σラインに押しが入る場面は
押し目買いのチャンスを狙いたい場面と考えます。

尚、センターラインは目先の上値目途であり、接近する場面
(最初の戻り)は、一旦は売り場と読みます。

ところで、目先、上値の重い展開にも見えますが、終値がセンター
ラインをブレイク出来ない場合、センターラインをレジスタンス
とした緩やかな下落トレンドと読むことも出来ます。

<スパンモデル>

まず、背景色が、薄赤色であることから、赤色スパンが陰転して
いることが見てとれます。

すなわち、引き続き、ドル長期下落トレンドの中にあります。

そして、赤色スパン陰転時の猶予期間中につけた安値水準である
105.90−95円近辺の下方で推移していることから、依然として、
順行パターンの売りサインが点灯中です。

また、直近にて、赤色四角枠が出現しており、スパンモデルの売り
シグナルが点灯していますが、売りシグナル点灯時の猶予期間中に
つけた安値水準106.00−05円近辺の下方を推移していることから、
依然として、順行パターンの売りサイン点灯中です。

以上から、価格を重視するスーパーボリンジャーでは、依然として、
調整の反騰局面を示している一方で、時間を重視するスパンモデル
では、引き続き、ドル下落トレンドを示しています。

このように、スーパーボリンジャーの判断とスパンモデルの判断が
異なる場合は、一旦は様子見するか、もしくは、より下位の時間軸
(4時間足や1時間足)で目先の判断を下していくのが無難です。
何故なら、相場の世界では、「小は大を兼ねる」からです。

ちなみに、4時間足においては、調整の反落局面の最終場面にある
と読めます。つまり、終値が+1σラインの下方で引けて以降、調整
反落の最終ターゲットである−2σラインにほぼ到達済みと読める
からです。

★★より詳しい解説等は、
「マーフィーの実践トレードコーチング」
を参考にされてください。

★★添付チャート内のスパンモデルは、スパンオートシグナルで表示したものです。スパンオートシグナルのご紹介、および、ご購入用ページはこちらです。http://www.xfine.info/sauto/

★★マーフィー流FX
「実践トレードコーチング専用」ライン@のご紹介です。
こちらより無料登録できます。https://www.span-model.com/line/



プロフィール

柾木利彦(マーフィー)

Toshihiko Masaki

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

ニュースクラウド