外国為替取引ニュースサイト

  1. トップページ
  2. >コラム・レポート
  3. >マーフィーの日々是好日
  4. >マーケット
  5. >ポンド円4時間足:スーパーボリンジャーによる判断

コラム & レポート

バックナンバー

マーフィーの日々是好日

ポンド円4時間足:スーパーボリンジャーによる判断


添付チャートは、ポンド円4時間足スーパーボリンジャーです。

ご覧の通り、現在は、レンジ局面に入っています。

レンジ相場の特徴は、
1)遅行スパンがローソク足に絡んで推移していること、
2)バンド幅が収束傾向であること
3)終値が+2σラインと−2σラインの間に収まること、
等々です。

また、チャート内をご覧の通り、比較的近辺にて、遅行スパンアタッカーの矢印が見えます。上向き矢印が出現したタイミングで高値圏となり、下向き矢印が出現したタイミングで安値圏となっているのが見てとれます。

すなわち、上向き矢印(青色)が出現した時点で、終値が+2σラインの下方に位置していれば、高値圏に到達、下向き矢印(赤色)が出現した時点で、終値が−2σラインの上方に位置していれば、安値圏に到達したと見なします。

このように、遅行スパンアタッカーのシグナル点灯時に、終値と+−2σラインとの位置関係をチェックすることで、一旦は高値圏、一旦は安値圏という判断が出来、カウンタートレード(逆張りトレード)を行いやすくなります。

尚、レンジ相場でのトレード戦略としては、
1)カウンタートレード(俗に言う逆張りトレード)を行なう、
2)相場の放れを待って、トレンドに乗る、
です。

また、カウンタートレードを行なうに際しては、より下位の時間軸において、スパンモデルシグナルや赤色スパンの逆行パターンを大いに利用したいところです。

尚、「相場の放れ」の条件は、
1)遅行スパンがローソク足から上放れる、もしくは、下放れる、
2)終値が+1σラインの上方にて引ける、もしくは、−1σラインの
下方にて引ける、
3)バンド幅が拡大傾向に転じる(「エクスパンション」と言います)、
4)加えて、放れのタイミングで、終値が+2σラインを上回る、
もしくは、−2σラインを下回ること、さらには、遅行スパンが
ローソク足のみならず、+−2σラインをブレイクすること、
等々です。

ちなみに、相場が放れる方向ですが、基本的には、より長期の時間軸チャートにて把握出来る方向、つまり、大局観での優位性を持っている方向に放れていく可能性がより高いです。

◆遅行スパンアタッカーのご案内ページ
↓  ↓
https://www.xfine.info/cspan/



プロフィール

柾木利彦(マーフィー)

Toshihiko Masaki

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

ニュースクラウド