今後1週間程度の相場予測
ドル円、ユーロドル、ユーロ円、豪ドル円、豪ドルドル、ポンド円、ポンドドルに関して、今後1週間程度の相場予測(本レポートでは、「日足スーパーボリンジャー」と「日足スパンモデル」に基づいた簡単な分析・解説に限定)を掲載します。尚、日足のスーパーボリンジャーやスパンモデルは、主に、デイトレード・スイングトレードの大局観の把握や、ポジショントレードの売買判断に用います。分析は、全て、先週末10月21日終値時点での判断です。
■ドル円
1)日足スーパーボリンジャー
(デイトレード・スイングトレードの大局観、ポジショントレードの売買判断)
<大局観>
調整のドル反落局面、ドル緩やかな上昇トレンド
<分析>
遅行スパンは陽転継続しており、基調として、ドル買い優勢を示しています。日足終値が+1σライン(10月24日現在、104.20円近辺)の下方を推移するかぎり、調整のドル反落局面と判断します。
一方、センターライン(10月24日現在、102.80円近辺)の上方を推移し続けるかぎり、ドル緩やかな上昇トレンドとも読みます。
尚、今後、日足終値が+1σラインの上方で引けても、+2σライン(10月24日現在、105.50円近辺)を上回らないかぎり、ドル上値の重い展開を想定します。
+3σラインの向きにも注目です。同ラインの向きが上向きから次第にフラット化していることから、上昇トレンドの勢いが減退していると読めます。今後、フラット化を経て、下落傾向に変化してくると、調整色を強める兆候となります。
2)日足スパンモデル
(デイトレード・スイングトレードの大局観、ポジショントレードの売買判断)
<大局観>
上昇トレンド入りか反落かの瀬戸際(ブル・ベアの分岐点)
<分析>
赤色スパンの向きは、上昇方向であり、長期上昇トレンドを示しています。もっとも、一旦は逆行パターンと判断することから、ドル戻り高値を付けて反落するシナリオは生きています。今後、逆行パターンから順行パターンに変化していくかどうか注視したい場面が続きます。
遅行スパンは、ゾーンやローソク足の上方を推移しており、長期的にも短期的にも、ドル買い優勢を示しています。尚、遅行スパンの「同期性」がかろうじて続いており、今週、下落傾向に推移するローソク足の影響を受けて、遅行スパンが軟化するシナリオは想定内に入れておきたい場面です。
日足終値は、青色スパンの上方を推移しており、短期的には、ドル底固く堅調な展開を示しています。目先、青色スパンが下値サポートとなります。
■ユーロドル
1)日足スーパーボリンジャー
(デイトレード・スイングトレードの大局観、ポジショントレードの売買判断)
<大局観>
ユーロ本格下落トレンド継続中
<分析>
遅行スパンは、陰転継続しており、依然として、ユーロ売り優勢を示しています。日足終値が、−1σライン(10月24日現在、1.0980近辺)の下方を推移するかぎり、引き続き、ユーロ本格下落トレンドと判断します。一方、同ラインの上方で引けると、調整のユーロ戻り上昇局面入りする可能性が高まります。
2)日足スパンモデル
(デイトレード・スイングトレードの大局観、ポジショントレードの売買判断)
<大局観>
ユーロ下落トレンド継続中
<分析>
赤色スパンは依然として下落傾向で推移継続しており、引き続き、ユーロ長期下落トレンドを示しています。遅行スパンはゾーンやローソク足の下方を推移継続しており、引き続き、ユーロ売り優勢を示しています。
スパンモデルシグナルは、ユーロ売りシグナルが点灯継続中です。尚、シグナル点灯時に、終値がゾーンに絡んでいたことで、逆行か順行かの判断は難しい場面でした。しかしながら、既報の通り、経験則的に、終値がゾーンに絡んでいる時は、シグナル方向に相場が推移する確率が高い傾向があり、今回も、シグナル点灯方向(ユーロ下落)に推移していることが見てとれます。
■ユーロ円
1)日足スーパーボリンジャー
(デイトレード・スイングトレードの大局観、ポジショントレードの売買判断)
<大局観>
レンジ相場
<分析>
遅行スパンは依然としてローソク足に絡んで推移しており、引き続き、レンジ相場を示しています。目先、センターライン(10月24日現在、114.20円近辺)と−2σライン(10月24日現在、112.10円近辺)の間でのレンジ相場と判断します。尚、引き続き、遅行スパンの「同期性」(遅行スパンの上げ下げのリズムとローソク足の上げ下げのリズムが合致すること)を注視です。
2)日足スパンモデル
(デイトレード・スイングトレードの大局観、ポジショントレードの売買判断)
<大局観>
ユーロ長期下落トレンド継続中ながらも目先はもみ合い、往来相場
<分析>
赤色スパンは下落傾向で推移、引き続き、ユーロ長期下落トレンドの中にあります。遅行スパンは、ゾーンやローソク足に絡んで推移しており、長期的にも短期的にも、もみ合い相場を示しています。尚、引き続き、遅行スパンの「同期性」に注目です。
尚、スパンモデルシグナルは、直近にて、ユーロ売りシグナルが点灯しています。そして、シグナル点灯時の終値が、ゾーンの下方に位置したことから、逆行パターン(ユーロ上昇を示唆)と判断します。
■豪ドル円
1)日足スーパーボリンジャー
(デイトレード・スイングトレードの大局観、ポジショントレードの売買判断)
<大局観>
豪ドル緩やかな上昇トレンド継続中、調整の豪ドル反落局面
<分析>
遅行スパンは陽転継続しており、基調として、豪ドル買い優勢を示しています。日足終値が、センターライン(10月24日現在、78.40円近辺)の上方を推移するかぎり、引き続き、豪ドル緩やかな上昇トレンドと判断します。
尚、直近にて、日足終値が+1σライン(10月24日現在、79.30円近辺)の下方で引けたことで、調整の豪ドル反落局面となっており、目先、センターラインを目指す、豪ドル軟調な展開と読みます。
2)日足スパンモデル
(デイトレード・スイングトレードの大局観、ポジショントレードの売買判断)
<大局観>
上昇トレンド入りか反落かの瀬戸際(ブル・ベアの分岐点)
<分析>
赤色スパンの向きは、上昇方向であり、長期上昇トレンドを示しています。もっとも、一旦は逆行パターンと判断することから、豪ドル戻り高値を付けて反落するシナリオは生きています。今後、逆行パターンから順行パターンに変化していくかどうか注視したい場面が続きます。
遅行スパンは、ゾーンやローソク足の上方を推移しており、長期的にも短期的にも、豪ドル買い優勢を示しています。
日足終値は、青色スパンの上方を推移しており、短期的には、豪ドル底固く堅調な展開を示しています。目先、青色スパンが下値サポートとなります。
■豪ドル/ドル
1)日足スーパーボリンジャー
(デイトレード・スイングトレードの大局観、ポジショントレードの売買判断)
<大局観>
レンジ相場
<分析>
遅行スパンはローソク足に絡んで推移しており、引き続き、レンジ相場を示しています。目先、+2σライン(10月24日現在、0.7720近辺)と−2σライン(10月24日現在、0.7530近辺)の間でのレンジ相場と判断します。
2)日足スパンモデル
(デイトレード・スイングトレードの大局観、ポジショントレードの売買判断)
<大局観>
もみ合い相場、往来相場
<分析>
赤色スパンが上昇方向で推移継続しており、引き続き、長期的に見て豪ドル上昇トレンドにあります。遅行スパンはゾーンやローソク足に絡む格好で推移、長期的にも短期的にも、もみ合い相場を示しています。
そして、スパンモデルシグナルは、直近にて、豪ドル買いシグナルが点灯していますが、シグナル点灯時に終値がゾーンの上方に位置したことから、逆行パターン(豪ドル反落を示唆)となっている点、注目です。もっとも、すでに、逆行時の目標値である青色スパンや赤色スパンには既に到達しています。今後、−2σラインが逆行の最終ターゲットとなります。
■ポンド円
1)日足スーパーボリンジャー
(デイトレード・スイングトレードの大局観、ポジショントレードの売買判断)
<大局観>
ポンド緩やかな下落トレンド、調整の戻り上昇局面
<分析>
遅行スパンは、陰転継続しており、引き続き、ポンド売り優勢を示しています。日足終値が、センターライン(10月24日現在、128.80円近辺)の下方を推移するかぎり、ポンド緩やかな下落トレンドと判断します。一方、同ラインの上方で引けると、本格的な調整の戻り上昇局面入りする可能性が高まります。尚、直近にて、一旦は−1σライン(10月24日現在、126.70円近辺)の上で引けていることから、すでに調整の戻り上昇局面にあるとの読みもできます。
2)日足スパンモデル
(デイトレード・スイングトレードの大局観、ポジショントレードの売買判断)
<大局観>
ポンド下落トレンド継続中
<分析>
赤色スパンは下落傾向で推移しており、引き続き、ポンド長期下落トレンドとなっています。そして、ポンド売りシグナルが点灯し続けています。遅行スパンは、ゾーンやローソク足の下方を推移、陰転継続しており、長期的にも短期的にも、ポンド売り優勢を示しています。一方、既報のとおり、遅行スパンが、ローソク足がピークアウトしたタイミングを通過して以降、ポンド底固い展開となっている点、引き続き、注目です。ポンド反転上昇に転じる可能性を示唆しているからです。
日足終値は、レジスタンスゾーン下限ラインである青色スパンの下方で推移しています。したがって、短期的にポンド軟調な展開であり、目先、引き続き、青色スパンが上値レジスタンスと読みます。
■ポンドドル
1)日足スーパーボリンジャー
(デイトレード・スイングトレードの大局観、ポジショントレードの売買判断)
<大局観>
ポンド本格下落トレンド継続中
<分析>
遅行スパンは陰転継続しており、ポンド売り優勢を示しています。日足終値が、−1σライン(10月24日現在、1.2190近辺)の下方を推移するかぎり、引き続き、ポンド本格下落トレンドと判断します。一方、同ラインの上方で引けると、調整のポンド戻り上昇局面入りする可能性が高まります。目先、同ラインを巡る、ブル・ベアの攻防戦をやっている格好です。
2)日足スパンモデル
(デイトレード・スイングトレードの大局観、ポジショントレードの売買判断)
<大局観>
ポンド下落トレンド継続中、反転上昇の可能性は残す
<分析>
赤色スパンの向きが下落方向で推移しており、ポンド長期下落トレンド継続中です。
遅行スパンも、ゾーン及びローソク足の下方を推移継続し、陰転継続しており、長期的にも短期的にも、ポンド売り優勢を示しています。尚、遅行スパンは、ローソク足が安値を付けたタイミングを通過して以降、反発しています。すなわち、引き続き、ポンド底固い展開を示唆しています。依然として、ポンド反転上昇に転じる可能性を示唆しています。
一方、スパンモデルシグナルは、ポンド売りシグナルが点灯継続中であり、引き続き、順行パターンとなっています。目先、青色スパン水準が上値レジスタンスと読みます。
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