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マーフィーの日々是好日

ドル円(日足スパンモデル)

ドル円相場ですが、日足スパンモデル(下記添付チャートをご参照下さい)で見ると、先週末9月2日現在、レジスタンスゾーン(赤色ゾーン)が出現しており、ドル売り優勢であることが分かります。

尚、ドル売りシグナルは、赤色矢印が示した5月30日時点(青色ゾーンから赤色ゾーンに変化)で点灯しています。

そして、直近では、実勢レベル日足がレジスタンスゾーン下限ライン(青色ライン)を下回って推移しており、やはり、ドル売り優勢局面が続いていることが確認されます。

今後については、レジスタンスゾーン下限ライン(2日現在、77.60円近辺)を上回って引けるまでは、ドル売り優勢局面継続と読めます。

そして、重要な指標である遅行スパン(紫色ライン)は、チャート円枠内が示す通り、ローソク足に絡む格好で推移しており、反落か、上昇かのブル・ベアの分岐点に位置しています。

今週初の時点で、遅行スパンはローソク足に絡む位置にあると想定されることから、相場が方向性を模索するステージに入ると読めます。

また、週央にかけては、為替介入時のローソク足に接触することから、相場変動率が高まる可能性を示唆しています。

ここ最近のドル円相場は、膠着気味の展開となっており、変動エネルギーが溜まっていると読めるだけに、今週は、特に、相場の地合いの変化に注意しておきたいところです。



プロフィール

柾木利彦(マーフィー)

Toshihiko Masaki

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

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