自分の得意パターンがあると強い
トレードしていると、次第に自分の得意なパターンが出来てくるものです。
得意なパターンと言う以上、多くはテクニカル分析に基づく判断になると思いますが、中には、ファンダメンタルズに基づいて判断する方法の中で、自分の得意パターンがあると仰る方もおられるかもしれません。
ただ、私が過去32年に亘りトレードしてきて、自分の「得意パターン」や「勝ちパターン」となると、やはり、テクニカル分析に基づくもの以外は見当たりません。正直言って、過去に大損した時は全て「ファンダメンタルズ分析」に拘ったケースだったからです。
ファンダメンタルズは急に変化するわけではない為、自分のポジションの調整がどうしても遅れがちなってしまうというデメリットがあるわけです。ファンダメンタルズの変化を待ってポジションを動かそうなどという悠長なことを言っていると、大きな損失を抱え込むことになりかねないということです。
確かに、邦銀を振り出しに、幾つかの外資系銀行などで、長年に亘ってトレーダー人生を継続させることが出来たのは、結局のところ、全てテクニカル分析に基づくものであったのです。
そもそも、テクニカル分析であれば、それぞれの局面を後で検証すること、さらに、改善を加えることが出来るというメリットがあった点も重要だと思います。
思い出すと、トレーダーになりたての頃、月間ベースであと1カ月ロスが出れば部署換えの運命(自分では勝手にそう思っています)にあった私を救ってくれたのはポイント・アンド・フィギャーというテクニカル分析でした。(当時は邦銀にいましたので、損失を出したことで会社を首になることはなかったものの、部署換えはありました。)
話は逸れてしまいましたが、要するに、自分の「得意なパターン」があるかどうかは、毎日の荒れ狂うマーケットの中で、少しでも恐怖感やストレスを和らげてくれるものです。そして、難しい局面では手を出す必要などなく、ここぞという場面で、自分の「得意なパターン」でエントリーするように努めることで、勝率も高めることが出来ます。
「得意パターン」が出現するまで待つ忍耐力と信念さえあれば、四六時中悩み続ける必要などないわけです。勝負する時はする、そうでない時は何もしないと決めることも立派な「相場観」だということです。
ポジションにはロングとショートに加えて、スクウェアという立派なポジションがあるというのはそういう意味でもあるのです。つまり、何もしないということは、「スクウェア」のポジションをいっぱい持っているということでもあります。そのおかげで、自分の得意なパターン発生時に、一気にトレンドに乗っていいけるわけです。何もポジションを持っていないことにも大きな意味があるということですね。
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