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マーフィーの日々是好日

「逆努力の法則?!」について

「クエイズム」といわれる自己暗示法の創始者で、フランスのエミール・クーエという催眠療法の第一人者が非常に示唆に富むことを教えてくれています。

その、エミール・クーエが教えてくれる暗示法に関して、世界的に有名な教育家、講演家、牧師でもある、私の大好きなジョセフ・マーフィー氏が著書の中で「逆努力の法則」として上手く紹介してくれていますので、ここでご紹介しましょう。

それは、「成功の為に、意志の力を使って無理に自分の潜在意識に自分の考えを受け入れさせようとすると、逆に失敗し、裏目に出ることが多い」ということです。

例えば、
「私は非常に努力をしています」
「無理やりに祈っている」
「意思をふりしぼっている」
など、「無理に努力をすること」そのものが誤りだと言うのです。

具体例としてジョセフ・マーフィー氏は、以下の例を挙げています。

私達が試験会場で問題を解いている時、緊張感や焦りのあまり、頭が真っ白になってしまうことがあります。いくら歯を食いしばって意志の力で奮い立ったとしても、逆にますます解答は遠くへ逃げていくようです。しかし、試験会場を出て、心が緩むと求めていた答えは悔しいほど次々と思い出されてくるのです。

これが、自分が求め、祈ったものの裏目が出るという「逆努力の法則」と言うわけです。

実際のところ、私自身も上記の試験会場での出来事を経験しました。自分が受けた大学での入学試験のことなので、どんな問題かも全てクリアーに覚えています。

余談ですが、私は、18歳の時に、第1志望であった大学を1点差で落ちたのです(高校に送られて来た結果を後で偶然知ってしまったのです)が、その結果、進学先の大学が異なったことで、その後の自分の人生が大きく方向転換したのは、運命的であったと思います。

もっとも、自分が潜在的に求めていたことを長い人生で追求する上で、第1志望の大学を1点差で落ちたことが「むしろ幸いした」とも思っています。どうも自分は楽観的な性格のようです。

ちょっと話が逸れてしまいましたが、この「逆転の法則」は私達のトレードにも当てはめることが出来そうです。

すなわち、何としても、収益を上げようと必死でポジションを取ろうとすると得てして上手くいかないということです。まして、大きく儲けようと、気合いを入れていつもよりもポジションのサイズを大きくすると、まさに裏目に出ることが多いことは、私自身も経験したことです。

「努力して何とか〜〜」というスタンスは、確かに必要な時もありますが、「無理せず、楽な気持ちで、努力せず」に取ったポジションが成功トレードに結びつくケースが意外と多いのです。

試験会場での例ではないですが、頭が真っ白になっていたのでは、自分のトレードは上手くいかないものなのです。同じように、大きく損失を出す時は、頭が真っ白になっているのは確かだと思います。

ところで、私は、如何にして楽に儲けるかをテーマに「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等を考えたつもりです。とりわけ、色の変化に素直についていくことや、画面の中のチャート全体をぼんやりと眺めた時に、ふっと上手くいくかもと感じることが出来る、そんなトレード手法が実は成功トレードへの近道なのではないかと思っているのです。

「楽しく、愉快にトレードを」と言うと言い過ぎかもしれませんが、むしろそれぐらいの感覚の方が成功するのだと思います。「努力してなんぼ」というのは、実はトレードには弊害なのかもしれないことを頭の隅に入れておく必要がありそうです。


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プロフィール

柾木利彦(マーフィー)

Toshihiko Masaki

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

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