「トレードルール」を守ることの意味
私は、トレードに際して重要なことはルールを守ること、と頻繁に申し上げています。しかし、このトレード上のルールとは、交通規則でもなく、法律で定められたものではありません。別に守らなくても、誰にも罰せられることはありません。(当然のことですね)
誰かに、「こうしなさい」とか「こうした方が良いよ」と言われて、そのアドバイスに従うかどうかは、全くもって、本人次第です。この点、昔のことを思い出しても、「勉強しなさい!」と言われて勉強しても身が入りませんし、結果もついてきません。やはり、自分自身が納得して、言われたことを守る、自分が決めたことを守るという風にしないと結果が大いに異なることは誰しも経験上知っていることと思います。
また、ただ人に言われるままに指示に従っているばかりだと、行動力のない人間になってしまいます。自分のことは自分で決め、自分でも守るという姿勢の人が、自分のペースを守り、幾多の困難を乗り越えていくのでしょう。
やはり、自分で充分に納得した「ルール」であれば徹底的に守り通す強い意志が人生を豊かなものにし、相場においても、成功トレードにつなげることが出来るのだと思います。
結局のところ、一事が万事であり、何かについて、自分で心底から納得して、自分なりに確信を持って何かを成し遂げる人は、相場にかぎらず、何をやっても、同様に成果を上げるのだと思います。
ところで、「ルール」とは言え、当初は人に教えられたとしても、結局は自分で決めたことですから、ルール違反をするケースがないわけではありません。この「ルール」違反をした時に、果たして自分がどのような経験をするのか、どのような結果がもたらされるのか、自分自身が一番よく分かっています。
一人で悔み、苦しみ、辛い思いをするわけです。酷い時は、いつまでもその気持ちを引きづってしまうこともあるでしょう。何故、あの時、あの場面で、自分は「ルール」違反をしてしまったのだろう。
その結果、こんなひどい結果となり、また、嫌な思いを引きづっている自分がいるじゃないか、と感じるのです。そこで「はっとする」のだと思います。要するにルールを守ることは他でもない自分の為なのだということに気付く時、その後は大いにポジティブに守ることが出来るようになります。
この点、やはり、自分で経験して初めて痛い目に遭ったりすることは、充分に意味のあることだと言えます。
このように、色々な経験を踏まえて、自分が納得して決めたルールを守ることは、自分の為なのだと再認識すると、人は強くなります。その後は、より落ち着いて物事に取り組めるようになります。トレードもきちんと行えるようになり、納得した生涯収益を残せるようになるということだと思うのです。
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