私の相場アプローチ方法
私が毎日レポートさせて頂いているマーケットコメントは、基本的に「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」に基づいて分析したものです。
さらに、よりチューンアップする為に、アクティベート時間・価格分析を織り交ぜて、毎日の相場観をお伝えしております。一般的に世の中に人気だけが先行している「システムトレード」ではありませんが、実態的には「システムトレード」に近い形のトレードスタイルではあります。
私がお勧めしている「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」統合トレードが他の一般的な「システムトレード」と一線を画している理由は、各個々人の投資家の資金量、リスク許容量、トレード環境に応じて、千差万別に応用が出来るということです。
さらに加えて、ポジションを持つことに対するストレスの度合いも勘案している点です。どういうことかと言うと、日中の日計りトレードに関心がある、もしくは夜越しのポジション(オーバーナイト)を持ちたくない人は、1分足や5分足スパンモデルを用いて数時間にて完結するトレードを行うことが出来ます。
または、日中トレードには関心がなく、ゆったりとした時間枠でポジションを持ちたい人は、日足スパンモデルをベースとして、数週間にて完結するトレードを行うことが出来ます。もっとも、「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」統合トレードの原理、原則は時間枠を越えて共通したものです。
それは、まさに、現在の相場が買いなのか、売りなのか、目の前の相場に焦点を当てるという基本的な考えがベースにあります。現時点での買いシグナル点灯かそれとも売りシグナルシグナル点灯かに全ての注意が向くわけです。そうなると、周りの人が何を言っていようが気にならなくなります。
一つの例えですが、「ファンダメンタルズ」に振り回されることがなくなるわけです。ファンダメンタルズは「不安だメンタルズ」と私は解釈しています。実際のところ、「ファンダメンタルズ」要因はマーケットレートにどんどん織り込まれていきます。
もちろん、突発的なニュースは、その一瞬の場面は反応します。しかし、あくまでマーケットが上昇もしくは下降に向かう流れの中での一要素に過ぎないのです。私は、これを「触媒」と呼んでいます。マーケットが消化し尽くしてしまえば、根底に流れる「マーケット力学」に沿った方向に動き始めるのです。つまり、マーケットの根底に流れているトレンドをさらに強めたり弱めたりするものに過ぎないからです。
だからこそ、「ファンダメンタルズ」は必要以上に考えることなく、ただ、チャートのシグナル、サインに従ってトレードを行えば良いことになります。周りがどう思っているか、自分のトレードを周りがどう評価するかなどに振り回されることは、自分自身がシグナルを得ているのに、結局何もトレード出来ないのと同じことになるわけです。
極論すると、周りに惑わされて自分のスタイルを失った、自分という基盤のないトレードをするのであれば、全くの「ヤマ感」だけでトレードした方がよほど良い結果を残せるかもしれないと思います。
要するに、相場から収益を頂戴するには、相場と喧嘩せず、仲良くなる必要があるわけですが、相場と友達になるには、1つのコツがあるということですね。
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