「時間を待つということ」
トレードを行っているほとんど全ての投資家が関心の目を向けるのは、「価格」の変化です。
相場では「時間」も重要な要素であると頭では理解していながらも、やはり現実問題として、「価格」が最大の関心事となっているのは否めません。
それもそのはずで、つまり如何に安く買って高く売るか、もしくは高く売って安く買い戻すかを四六時中考えているのが投資家であるからでしょう。
このようなスタンス、考えでもって市場に参加していると、マーケットに対して、ロングポジションの人は早く上がれと期待し、ショートポジションの人は早く下がれと期待してしまいます。
要するに我慢出来ないわけです。
トレードの経験を積んでいると、やがて、「時間」の要素を入れて考えなければならないのだと頭では理解出来るようになります。
ところが、それでも、待ちきれないのが、経験の浅い個人投資家が陥りやすい癖と言えそうです。
そもそも、「時間」を捉える上で「波動」という分析を考慮に入れる人でさえ、上がらなければいけないとか、下がらなければいけないとか、「〜〜ねばならない」という発想をしてしまいがちです。
相場に対して、「〜〜ねばならない」なんて言う考え自体が間違ってはいるのですが、それに加えて、「波動」は大きな動きを伴わなければならないという固定観念を持っている人がいるのも事実です。
相場が上下に激しく動く波動は確かにありますが、ほとんど上下に動かない波動もあるのです。
むしろ、激しく動く波動の方が珍しいのかもしれません。
そして、激しく動く波動の後には、静かな波動、動かない波動が訪れます。逆に、静かな波動や動かない波動の後には、激しく動く波動が訪れます。
私たちは、激しく動く波動になる瞬間にその波動に乗ることがベストですが、その為には、動かない波動、静かな波動の最中に、次なる準備をしておかなければなりません。
「一目均衡表理論」の中の「準備構成期間」というのがこのステージを指しています。
静かな動きの最中に、しっかりと作戦を立てておけば良いわけです。
それが大きな実を結ぶということをしっかりと理解しておきたいところです。
■現在の相場観(独断と偏見)
先週末の米雇用統計等をきっかけに大きく上昇したドル円相場やクロス円相場は、調整局面を迎えています。
この調整局面が生じている最大の理由は、「遅行スパン」であることが、スパンモデルやスーパーボリンジャーをご覧になっている方ならお分かりになると思います。
相場は、ある水準になると抵抗帯にぶつかります。その代表的なものとして、「遅行スパンがローソク足にぶつかるレベル」があります。
ドル円相場が上げ渋っている要因、ユーロドルが下げ渋っている要因は、この遅行スパン(日足ベース)の動きを見ればお分かりになると思います。
ただ、この説明だけではお分かりにくいかもしれませんが、この疑問をきっかけに、「遅行スパン」の研究をされることをお勧めします。
そうすれば、これからの皆さまの投資に当たっての大きな指針を与えてくれる頼れる「手段」を手にされることと信じています。
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