相場とダンスをする
相場に入って、トレードをやっていると、何かしら追われる感じがし、また、溢れる情報に取り囲まれているようで、とかく状況に振り回され、心のゆとりを失いがちです。
「相場と格闘する」という言い方がありますが、それでは、決して、良い結果を生みません。戦うというより、ゆとりを持ってしなやかに、「相場とダンスをする」ようにトレードした方が良いと思います。
相場は「諸行無常」です。まさに、大波小波の連続です。それを乗り切るためには余力を残してゆったりとしたトレードが望ましいと思います。端的に言えば、「やりすぎるな」と自らを戒めることが大事だと考えます。
ある中国の高僧の教えに、「勢い尽くすべからず」というものがあります。人間は勢いづくと、「いけいけどんどん」と調子に乗りやすいもの。しかし、この時が一番怖いということ。つまり、不幸は決して不幸の時に始まるのではなく、むしろ幸福の絶頂期に既に破局の種がまかれていることが多いということです。
ただ、高僧は、勢いを使うなとも言っていません。勢いのある時、勢いを使わないと、せっかくのチャンスを逃してしまいます。そうではなく、要するに、「ほどほどに」ということです。「中庸」という言葉がありますが、簡単そうに見えて、奥は深そうです。
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