メンツにこだわると財産を失う
相場は急変するものです。特に、外国為替相場は、理屈に関係なく大きく変動することがあります。
「理屈に関係なく」と書きましたが、もちろん後講釈として理屈を付けることは出来なくはないのですが、その瞬間において相場の動きを説明しても時間の無駄であることから、「理屈に関係なく」と表現しました。
いずれにしても、相場は突然変異したかのように急激に変動することがあります。そんな場面において、自分の相場予測や理屈に拘っていると、新たな流れに乗ることが出来ず、既に保有しているポジションが「しこって」しまって大損することもあり得ます。
従って、相場の急変に合わせて、自分も変化しなければなりません。相場が自分の思い通り、思惑通りに動かない場合に、「相場が間違っている」と考えるのは、言語道断です。間違っているのは自分であって、決して相場ではないからです。自分を中心に考えるのではなく、相手である相場を中心に考えることで、躊躇なく変化することが出来ます。すなわち、「自己チュー」では駄目だということです。
相場が突然動き出すにはそれなりの原因や要因があって動いているわけです。しかしながら、動き出した途端にその背景要因を探ろうとしても、逆向きのポジションを抱えている場合は、その間にロスが拡大してしまいます。つまりは、メンツにこだわっていると、自分の財産を失ってしまうリスクが高まります。自分の名誉、評価を失うまいともがくほど、大事な自分のポジションが痛手を食らうわけです。
この観点から言えることは、比較的社会的地位の高い人ほど「メンツ」に拘る傾向があり、その結果、相場では上手くいかない確率が高いことがうかがえます。相場の世界では、社会的地位、職業、学歴などは一切関係ありません。その意味で、極めてフェアな社会です。それだけに、どなたにも公平にチャンスが与えられているということです。
尚、私の場合、相場の急変を教えてくれる上で頼りになるのが「遅行スパン」です。「遅行スパン」は相場の急変を教えてくれます。救いの手を差し伸べてくれるわけです。メンツ云々ではありませんが、「遅行スパン」には逆らわないようにしたいものです。
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