頭で理解しているのと、実際の相場でトレードするのとは大違いであることは、実際にトレードされている皆様なら簡単にお分かりかと思います。机上の空論では、相場の世界では生き残ることは出来ません。相場で理屈は大切ではありますが、実際のトレードで使い物になる「正しいトレード技術」がない人は、過酷な相場の世界から弾き飛ばされるのは時間の問題となります。

相場の世界では、稀に、天性の鋭い勘を持っている人がいます。しかし、そのような人は、私たちの目の前には現れてきません。自分の世界だけで、自分勝手に楽しんでトレードしていますし、私たちと関わりなど持つ必要もないわけです。しかし、普通の精神構造をして、普通の感情を持ち、人間ならではの煩悩に日夜影響されている人にとっても、正しいトレード技術を学び、コーチングを受けることで、トレード上達することは充分に可能です。

それが、私の考えである「トレードで成功するかしないかは、才能があるかないかによるのではなく、正しいトレード方法を学び、習得したかどうか次第である」ということの背景です。相場は「不安だメンタルズ（ファンダメンタルズ）」で勝てるほど甘くありません。

一方、「システムトレード」は、その時の相場地合いに左右されて、損益がぶれるものも少なくありません。一方通行の相場には強いけれども、レンジ相場には弱いとか、それぞれ、強み弱みがあるわけです。

確かに「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」によるトレード方法はシンプルではありますが、それなりの学習を経ないと間違った判断をしてしまうことになります。その意味で、短期間学ぶだけでお手軽に収益を得ることが出来ると期待されている方には、当初は苦労されたり、がっかりされるかもしれません。

そもそも、短期間にマスターして云々という姿勢自体に問題があると思います。しかし、学ぶ姿勢のある方、情熱のある方、言うなれば起業家精神のある方であれば、真価を理解されるに至るまでそう時間はかからないと思います。相場の世界では、とりわけ、「依存症」の人がトレードするのは危険行為です。

自分の目で見て自分の判断を行うことが出来る力を付けないと自殺行為となります。「咄嗟の判断」を行う際に、自分なりの「ものさし」、確固たる判断基準を持っているかどうか、まさに死活問題だと思います。どうぞ、皆様は、正しいトレード技術を正しく学び、長きに亘って成功トレードを実現出来るよう、足固めをされることを願っております。

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