信じる者は救われる?!
何事もそうかもしれませんが、心底から信じることが出来るかどうかは大きな違いを生み出すことと思います。まさに、「信ずる者は救われる」ということかもしれません。
例えば、祈りの表現1つとっても、様々です。こうありたいと強く願うことが良いという説もあれば、その祈り方は、現在がそうではないことを認識してしまうので逆効果であるという反対意見もあります。
そこで、既に自分の願望が実現した状況をありありと思い浮かべて感謝するように祈ることが良いという説もあります。もしくは、自分の願望が実現しつつあるという現在進行形の表現で祈るのがより理想的だという説もあります。
さらには、祈りは、自分の手で書くことでその願望を実現させることが出来るという説もあります。ただ、その書いたものを常に見ておくのが良いのか、それとも、書いたものを敢えてどこかに隠してしまうのが良いのか、説は分かれるようです。
以上のことを、よくよく考えてみると、結局のところは、当の本人が心底から納得して露疑うことなく祈ることが出来れば、そのやり方がベストなのかもしれません。つまりは、まさに、人それぞれなのだということです。
大事なことは、自分が心の底から信じて疑うことがないこと、そして、リアルにイメージ出来るかどうかということのようです。イメージ力の違いと言い換えることが出来るのかもしれません。
ところで、よく言われる「願望実現」について、私はかねてより個人的関心があったので、随分と多くの関連書物に目を通しましたが、内容は、まさに、様々でした。
しかし、根本的に共通しているなと感じたのは、全て、当の本人がそれを心底から信じ切っている点でした。この精神状態こそが、自分の願望を実現させることが出来ることにつながっていくのだという気がしたのです。
そう言えば、あの一目均衡表の創始者である一目山人翁は、原著書の中で、「〜この均衡表を知ったならば、そしてそれを信じる人なれば、他の何事を知ってもよい〜」「〜捨てて捨てて、この均衡表1つに絞って〜」(一目均衡表第1巻、P15)と仰っています。
一目山人翁が、著書の購買者に対して「歎異抄」を送られていたというエピソードを聞くにつけ、親鸞聖人の説く『念仏』の意味を伝えようとされていた気がします。
私自身は、本質は「信じる者は救われる」という言葉に集約されていると思っていますが、相場に限らず、人生あらゆる局面で生きてくる言葉だと私は信じている次第です。
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