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相場でもツキを呼ぶ魔法の言葉とは

「ツキを呼ぶ魔法の言葉」という言葉は、「ありがとう」と「感謝します」という2つの言葉です。誰もが知っている簡単な言葉ですが、実は、ものすごく大きな力を持っているようです。

このことを知ったのは、五日市剛さんという、企業経営の傍ら数社の研究顧問をされている方が書かれた小冊子を通じてです。実は、「ありがとう」「感謝します」という言葉の持つ威力については、以前より、著名な斎藤一人さんや清水英雄さんなどが著された何冊かの書物から学びを得ていたのですが、五日市さんの小冊子からは、新たなる再発見をさせて頂いたのを覚えています。

これら2つの言葉の使い方について、五日市さんによると、「ありがとう」は何か嫌なことが起こった時に使う、そして、「感謝します」は何か良いことがあった時に使うということです。

何か嫌なこと、辛いことがあった時に、「ありがとう」という言葉を使うことは普通は考えにくいのですが、それを敢えて使うわけです。実際、嫌なことが起こると嫌なことを連想していまいがちですが、「ありがとう」と言うと、逆に良いことが起こるようになるというのです。「災い転じて福となす」といったところでしょうか。

つまりは、どんな不幸と思われる現象も幸せと感じられる状況に変えてくれる、魔法の言葉だということです。確かに、難がある時に「有り難う」ですから、当然かもしれません。

そして、「感謝します」という言葉については、何か良いことがあった時に言うと素晴らしいのですが、それに加えて、まだ起こっていない未来のことについても、「〜〜させて頂き感謝します」と言えば良いそうです。力まず思いこまず、自然な気持ちでそう言うことが出来れば、そうあって欲しいことが実現するということです。

何だか狐につままれたように思われるか知りませんが、実は、「ありがとう」も「感謝します」も不思議なほど大きな力を持っている言葉のようです。そして、相場でもこの2つの言葉は威力を発揮してくれます。

すなわち、具体的に、例えば、利食いの時は「感謝します」を発し、損切りの時は「ありがとう」を発するようにするわけです。「損切り」しても「ありがとう」と言えることで、単なる損失の確定にとどまらず、次なるトレードチャンスにつながっていくわけです。

こんな風に言われることがあります。損切りした場合、その損したお金は、一時的にマーケットにプールしておくようなものだと。つまり、損切りはあくまで、次なる利益のチャンスを得るためにマーケットに預けておくのだと考えて良いということです。その際に、「ありがとう」と言うことが出来れば、次に生きてくるトレードになるということです。

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プロフィール

柾木利彦(マーフィー)

Toshihiko Masaki

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

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